香取神社|旧下小合村鎮守
香取神社の概要
香取神社は、葛飾区東水元にある神社です。香取神社の創建年代は不詳ですが、下総国香取神宮の所役地であった関係から創建したといい、下小合村の鎮守社であったといいます。
社号 | 香取神社 |
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祭神 | 経津主命 |
相殿 | 八幡神社、厳島神社、天満宮、稲荷神社、富士嶽神社 |
境内社 | 白山神社、高木神社、八幡神社、北野神社、葛葉稲荷神社、水神社 |
例祭日 | 9月15日 |
住所 | 葛飾区東水元2-41-1 |
備考 | 旧下小合村鎮守 |
香取神社の由緒
香取神社の創建年代は不詳ですが、下総国香取神宮の所役地であった関係から創建したといい、下小合村の鎮守社であったといいます。
「新編武蔵風土記稿」下小合村の条に「香取社 村ノ鎮守トス。末社 天神 水神 稲荷 弁天 神主鈴木大和 京都吉田家ノ配下ナリ」、「東京府志料」下小合村の条には「香取神社 村ノ鎮守ナリ。末社 四宇。社地 174坪」とある。小合は古くは古鮎と記され、下総国香取神宮の所役地であった関係から当社も勧請されたのであろう。当社の神職鈴木氏の遠祖は猿俣石在住の占部氏とともに、課取神宮貢税の所役を掌ったと伝えられる。江戸時代には神職鈴木家は京都吉田家の配下であり、文政2年(1819)10月には、吉田家から恒例の神式に風折烏帽子と狩衣の着用が許された。(中略)
社殿はしばしば洪水のために大破したが、文政11年12月には神職鈴木大和安治が社殿等を造営し、昭和3年に修築が加えられた。境内社のうち、厳島神社は下小合村加藤伝兵衛の勧請と伝えるが、年代不詳。天満宮は享保16年(1734)地頭松浦市正の勧請であるが、同19年松浦市正は相模国久良岐郡に移封されて、当社は荒廃し、明和4年(1767)2月、一族の松浦越中守信程が当地の領主となって再興し、天明6年(1786)の水害後、当社に遷座した。(葛飾区教育委員会 葛飾区神社調査報告より)
香取神社の周辺図