知光山宗念寺|葛飾区細田
宗念寺の概要
真宗大谷寺院派の宗念寺は、知光山と号します。寛永5年(1628)、信全敬西(1588-1669)が創建したといいます。
山号 | 知光山 |
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院号 | - |
寺号 | 宗念寺 |
住所 | 葛飾区細田4-15-1 |
本尊 | 阿弥陀如来立像 |
宗派 | 真宗大谷派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
宗念寺の縁起
宗念寺は、寛永5年(1628)、信全敬西(1588-1669)が創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による宗念寺の縁起
宗念寺
浄土宗、京都東本願寺末。知光山と号す、本尊弥陀。開山教西、寛文9年4月3日寂す。(新編武蔵風土記稿より)
葛飾区寺院調査報告による宗念寺の縁起
寛永5年(1628)、信全敬西(1588-1669)開創。敬西に関しては、宗念寺記録に
智光山宗念寺開基信全敬西法師
姓者藤原、大職冠鎌足公23代末裔、称中務光秀。其子助秀(中略)
とある。これによれば、敬西は藤原鎌足の遠孫本多信嗣の子信全であり、出家して敬西といい、寛永5年曲金村(細田新田)に一寺を建て、慶安元年(1648)の検地に、境内3畝余が見捨地(無税地)となり、明暦元年(1655)本山から宗念寺の号を授けられたのである。その後、一時荒廃したが、9世成山が本寺を再建し、明治維新に再び無住状態となり、明治8年に再興され、最近本堂が改修されて、面目を一新した。
墓地には、嘉永年間、江戸品川の台場築造に功績を残した旧細田村の名主杉浦与右衛門の墓がある。なお昭和12年当時、墓地に文明18年(1487)2月10日在銘の碑があったが、現在は存在しない。(葛飾区教育委員会 葛飾区寺院調査報告より)
宗念寺の周辺図