徳正寺|葛飾区西新小岩にある天台宗寺院

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弘誓山徳正寺|関東大震災後に押上から移転

徳正寺の概要

天台宗寺院の徳正寺は、弘誓山と号します。徳正寺は、押上に永世10年(1513)創建、僧存慶が中興したといいます。関東大震災後、当地に移転しました。新葛西三十三所観音霊場21番です。

徳正寺
徳正寺の概要
山号 弘誓山
院号 -
寺号 徳正寺
住所 葛飾区西新小岩3-6-6
本尊 阿弥陀如来
宗派 天台宗
葬儀・墓地 -
備考 もと押上天祖神社の別当



徳正寺の縁起

徳正寺は、押上に永世10年(1513)創建、僧存慶が中興したといいます。関東大震災後、当地に移転しました。

新編武蔵風土記稿による徳正寺の縁起

(押上村)徳正寺
天台宗、江戸浅草寺末、弘誓山と号す。永正一〇年起立。本尊弥陀。中興の僧を存慶と云、寛文六年九月二〇日寂。
観音堂。(新編武蔵風土記稿より)

東京名所図会による徳正寺の縁起

徳正寺
徳正寺は。押上町八十五番地に在り。弘誓山と號す。天台宗にして浅草寺の末なり。永正十年の創建にて。開山詳ならず。僧存慶之を中興せりといふ。(東京名所図会より)

葛飾区寺院調査報告による徳正寺の縁起

永世10年(1513)創立、僧存慶中興。もと本所押上にあったが、大正12年の大震火災にかかり、昭和2年5月、現地に移り、同8年4月、移転を完了した。「東京府寺院明細帳」に
東京市本所区押上町185番地 浅草寺末 徳正寺
1 本尊 阿弥陀如来
1 由緒 詠唱年間之草創、開基之姓名等未詳
1 本堂 間口五間、奥行三間
1 庫裡 36坪5合
1 境内 418坪
とある。(葛飾区教育委員会 葛飾区寺院調査報告より)

徳正寺の周辺図