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十條山地福寺|北区中十条にある真言宗智山派寺院

地福寺の概要

真言宗智山派寺院の地福寺は、十條山東光院と号します。地福寺は、京都の御室御所仁和寺の僧経邦上人が、伊豫公(奥州征伐後の康平6年1063年に伊予守に任官した源頼義)に随行、奥州征伐後も当地に留まり、康平年間(1058-1064)に創建したといいます。当寺は日光御成道に面していることもあり、将軍家の日光社参に際しては、しばしば休憩所として利用され、寛政年間(1789-1800)には江戸幕府より寺領12石の御朱印状を受領していました。
昭和20年の東京大空襲により当寺も罹災したものの、第69世三輪照宗大僧正が中興、第70世照峰はイラワジ河会戦地のミャンマー・サガインヒルに日緬山竪琴寺を開山創建し、ミャンマー児童の教育・自立に尽力しています。
豊島八十八ヶ所霊場28番札所、北豊島三十三ヶ所霊場3番札所です。

地福寺
地福寺の概要
山号 十條山
院号 東光院
寺号 地福寺
住所 北区中十条2-1-20
宗派 真言宗智山派
本尊 薬師如来像
葬儀・墓地 -
備考 豊島八十八ヶ所霊場28番札所、北豊島三十三ヶ所霊場3番札所



地福寺の縁起

地福寺は、京都の御室御所仁和寺の僧経邦上人が、伊豫公(奥州征伐後の康平6年1063年に伊予守に任官した源頼義)に随行、奥州征伐後も当地に留まり、康平年間(1058-1064)に創建したといいます。当寺は日光御成道に面していることもあり、将軍家の日光社参に際しては、しばしば休憩所として利用され、寛政年間(1789-1800)には江戸幕府より寺領12石の御朱印状を受領していました。
昭和20年の東京大空襲により当寺も罹災したものの、第69世三輪照宗大僧正が中興、第70世照峰はイラワジ河会戦地のミャンマー・サガインヒルに日緬山竪琴寺を開山創建し、ミャンマー児童の教育・自立に尽力しています。(「北区史」で紹介している宥尊上人は、「地福寺ブックレット」では当寺第40世と記載されています)

「地福寺ブックレット」による地福寺の縁起

当山は、詳しくは十條山(古くは醫王山)地福寺東光院と号し、真言宗智山派に属しています。総本山は、京都市東山区の智積院です。
康平年間(一〇五八-一〇六四年)、京都の御室御所仁和寺の僧、経邦上人が、伊豫公の護持僧として奥州征伐に同道した折、討伐後も一人東国に残り、十條山を開き、御所の秘仏(太子作、薬師如来像と伝える)を、この地に奉安したのが当山の始まりです。
以来、北条家から五貫文の公田を受け、寛政年間(一七八九-一八〇〇)には、徳川家から一二石の御朱印を賜りました。そして、山門前を南北に走る日光御成道を通り、将軍が日光に社参する折りには、当山はしばしば休憩所の指定を受けました。
江戸時代には当山では武士の子弟を教育する寺子屋を開いていましたが、明治五年頃より一般の子弟にたいしても、広く教育の門戸を開放しました。
昭和二十年四月十三日の東京大空襲で、当山はことごとく灰燼に帰し、一家は境外の字大道にあった「松壽庵」に身を寄せました。
昭和二十八年三月、第六十九世三輪照宗大僧正が本堂再建の発願と、焼けてしまった真言宗必備の経典の復興を願って発眼した写経行の開白、同時に家族による本堂再建費積み立てのための節倹の生活が始まりました。そして、昭和三十一年、仮本堂兼庫裡が落成し、家族は松壽庵を後に、勇躍庫裡に移転しました。(「地福寺ブックレット」より)

北区観光ガイドマップによる地福寺の縁起

岩槻街道沿いにある寺で、門前の六体地蔵尊のうち、一番左の地蔵が「鎌倉街道の地蔵様」と呼ばれている。参道は、かつて王子の名産であった茶栽培の名残をとどめる「茶垣の参道」となっている。境内には「四国八十八ヶ所お砂踏み」と「母娘遍路像(救らいの像)」があるほか、ハンセン病救済事業の草分けとなった貞明皇后(大正天皇の皇后)の彫像がある。(北区観光ガイドマップより)

「北区史」による地福寺の縁起

地福寺(中十条)
地福寺は新義真言宗、医王山と号し、(中略)慶安元年宥尊上人の開基と伝え、本尊薬師如来八尺五寸、外に不動王(丈一尺一寸)を安置している、中十条一丁目(仲道)にあつて、境内に地蔵堂がある。本尊地蔵菩薩丈八寸五分を安置し、境外字大道に松寿庵があつて、本尊阿弥陀如来を安置してある。(「北区史」より)

新編武蔵風土記稿による地福寺の縁起

(十條村)地福寺
新義真言宗(中略)、醫王山と號す、本尊薬師(新編武蔵風土記稿より)


地福寺の周辺図


古地図で見る地福寺

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参考資料
  • 「地福寺ブックレット」
  • 「北区史」
  • 新編武蔵風土記稿