中目黒八幡神社|旧中目黒村鎮守、十二座の神楽
中目黒八幡神社の概要
中目黒八幡神社は、目黒区中目黒にある八幡神社です。中目黒八幡神社の創建年代は不詳ですが、古くより中目黒村の総鎮守として崇敬を集めていたといいます。当社では、往古より十二座の神楽を奏することで有名で、現在も例大祭には神楽が奏されています。
社号 | 八幡神社 |
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祭神 | 誉田別命 |
合祀 | 天照大神 |
境内社 | 三峰神社 |
祭日 | 9月第3土日例大祭 |
住所 | 目黒区中目黒3-10-5 |
備考 | 旧中目黒村鎮守 |
中目黒八幡神社の由緒
中目黒八幡神社の創建年代は不詳ですが、古くより中目黒村の総鎮守として崇敬を集めていたといいます。
新編武蔵風土記稿による中目黒八幡神社の由緒
(中目黒村)八幡神社
除地150坪、村の西の方字神明前と云所にあり。小山の上に社あり。5尺四方にして東北に向ふ。前に鳥居をたつ、村の総鎮守なり。勧請の年代詳ならず。祭礼年々9月18日十二座の神楽を奏す。上目黒村寿福寺の持。(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による中目黒八幡神社の由緒
創立年月日不詳。『村指出銘細帳』に「宝暦十三年(一七六三)末、上目黒鎮守八幡宮泰叡山滝泉寺末新清山観妙院上目黒別当寿福寺上目黒村越石社地三五〇坪御縄除、中目黒村名主庄左衛門、弘化二年(一八四五)上目黒相鎮守八幡宮上目黒別当寿福寺、但し高一丈一尺、間口三間、奥行四間、向拝五尺、八尺一棟、家根茅茸、社地三五〇坪御縄除、神木八尺より一丈廻り松三本、同九尺廻り杉三本外大小樹有、名主庄左衛門以下十一名、氏子四百戸中目黒村、境内地五三九坪官有地八幡神社、本殿・拝殿共続棟十四坪二合九勺、立木一三七本、右之通相違無御座候也」とある。また文政八年(一八二五)の『新編武蔵国風土記稿』には、「中目黒八幡宮之五〇坪、村の西方小山の上に社あり、五尺四方にして、東北鳥居、村の惣鎮守なり、勧請の年代不詳、祭礼九月十八日十二座の神楽を奏す」と記されている。(東京都神社名鑑より)
目黒区教育委員会掲示による中目黒八幡神社の由緒
旧中目黒村全体の鎮守で、誉田別命(応神天皇)を主神とし、天照大神を合祀しています。
創建以来、幾度か火災にあい記録や資料に乏しく、創建年代は不明です。現在の建物は堂々とした八棟づくりで昭和11年9月の落成です。
この神社は昔から十二座の神楽を奏することで有名で、今でも毎年9月の例大祭(第3の土、日)には演目十二座の神楽が奏されています。
本殿の左側に神社の縁起などが刻まれている八幡神社の碑がありますが、文字には書道の大家豊道春海先生の書かれたものです。
また境内には高さ30mをこえる榎の名木や、いちょう、けやき、しいなどの古木が茂り、泉が湧き出ている静寂な環境をつくっています。(目黒区教育委員会掲示より)
中目黒八幡神社の周辺図