池寶山大増寺|港区三田にある浄土宗系単立寺院
大増寺の概要
浄土宗系単立寺院の大増寺は、池寶山青真院と号します。大増寺は、有馬伊掾守殿(奥方の法号青真院楊誉華嶽永春大姉)を開基として、源蓮社森誉上人月山が慶長16年(1611)八丁堀に創建。寛永12年(1635)当地に移転したといいます。
山号 | 池寶山 |
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院号 | 青真院 |
寺号 | 大増寺 |
住所 | 港区三田4-12-6 |
宗派 | 浄土宗系単立 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
大増寺の縁起
大増寺は、有馬伊掾守殿(奥方の法号青真院楊誉華嶽永春大姉)を開基として、源蓮社森誉上人月山が慶長16年(1611)八丁堀に創建。寛永12年(1635)当地に移転したといいます。
「芝區誌」による大増寺の縁起
大増寺 三田臺町一丁目四十一番地
増上寺末派の浄土宗系単立で、池寶山青真院といふ。慶長十六年僧月山の開くところで、初め八丁堀にあつたが、寛永十二年此地に移つた。寺内の観音堂には弘法大師作と稱する石佛観音を安置してゐる。(「芝區誌」より)
「御府内寺社備考」による大増寺の縁起
芝増上寺末 三田臺町
池寶山青真院大増寺、境内拝領地千八百八十坪
當寺起立之儀者慶長十六亥年北八町堀地蔵橋ニ而致建立後寛永十一寅年御用地ニ相成同年為替地於當所寺地拝領仕候。
開山源蓮社森誉上人月山寛永十二亥年六月四日寂。
開基者有馬伊掾守殿与申傳候其家断絶仕位牌〇〇法号卒年相知不申候 右伊掾守殿奥方法号青真院楊誉華嶽永春大姉与有之候明石家之息女ニ而今以明石家年々供養料寄附有之候。
本堂、間口五間半奥行七間。
本尊阿弥陀如来木座像、丈一尺八寸恵心作。脇立観音、勢至木立像、丈一尺五寸恵心作。善導大師木立像、丈二尺二寸五分。圓光大師木立像、同前。
喚鐘、丈一尺八寸指渡一尺二寸。大増寺之額字、向拝ニ有之知恩院五十九世實誉書。
稲荷社、一間四方。神躰幣束。
観音堂、三間四方。石佛観世音、丈一丈二尺五分弘法大師作。
地蔵堂、一間四方。石佛地蔵存、丈一尺七寸五分。
以上戌子書上。(御府内寺社備考より)
大増寺の周辺図
参考資料
- 「芝區誌」
- 「御府内寺社備考」
- 大増寺ホームページ