無量山法蓮寺|明治22年瑞華院を合併
法蓮寺の概要
浄土宗寺院の法蓮寺は、無量山慈雲院と号します。法蓮寺は、道雪法師(寛永6年1629年寂)が開山となり、寛永元年(1624)東禅寺前に開山したといいますが、かつては鎌倉にあり、鎌倉幕府滅亡の際に新田義貞軍の兵火に罹り、星霜を経て、江戸で再建したとも伝えられています。明治22年隣接していた瑞華院を合併して当地へ移転したといいます。
山号 | 無量山 |
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院号 | 慈雲院 |
寺号 | 法蓮寺 |
住所 | 港区白金台5-13-34 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
法蓮寺の縁起
法蓮寺は、道雪法師(寛永6年1629年寂)が開山となり、寛永元年(1624)東禅寺前に開山したといいますが、かつては鎌倉にあり、鎌倉幕府滅亡の際に新田義貞軍の兵火に罹り、星霜を経て、江戸で再建したとも伝えられています。明治22年隣接していた瑞華院を合併して当地へ移転したといいます。
御府内寺社備考による法蓮寺の縁起
武蔵国岩附浄國寺末 下高輪
無量山法蓮寺、境内年貢地285坪外ニ17歩
起立開闢、寛永元子年ニ御座候。
開山道雪法師、寛永6巳年11月11日寂。
中興松蓮社誓誉上人学弁、享保13年12月21日寂。
客殿、間口4間半奥行7間。
両脇観音・勢至、木立像、長1尺3寸8分。
善導大師木座像、長7寸。
円光大師木座像、長同前。
誕生釈迦如来銅立像長5寸。
地蔵菩薩木立像、長1尺7寸4分。
観音菩薩木立像、厨子入長1尺3寸4分。
聖徳太子木立像、長2尺。
鎮守社、間口3尺8寸奥行3尺。稲荷大明神神木立像、長3寸。
弁天社、目口3尺奥行1間。弁財天木立像、長9寸。
以上戌子書上(御府内寺社備考より)
「芝區誌」による法蓮寺の縁起
法蓮寺 白金三光町二百六十五番地
武州岩附浄國寺の末寺で、無量山と號する。寛永元年下高輪東禅寺前に起立し、道雪法師を開山とする。明治二十二年四月本寺に隣接してゐた瑞華院を併合して、現在地に移轉した。(「芝區誌」より)
法蓮寺の周辺図
参考資料
- 「芝區誌」
- 新編武蔵風土記稿