大林山寿福寺|豊島八十八ヶ所霊場
寿福寺の概要
真言宗豊山派寺院の寿福寺は、大林山最勝院寿福寺と号します。寿福寺は、秀信(万冶2年1660年寂)が愛染院末として開山したといい、豊島八十八ヶ所霊場19番札所です。
山号 | 大林山 |
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院号 | 最勝院 |
寺号 | 寿福寺 |
住所 | 練馬区春日町3-2-22 |
本尊 | 薬師如来像 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 豊島八十八ヶ所霊場19番札所 |
寿福寺の縁起
寿福寺は、秀信(万冶2年1660年寂)が愛染院末として開山したといいます。
「練馬の寺院」による寿福寺の縁起
「新編武蔵風土記稿」に「寿福寺、同院(愛染院)門徒。下四ヶ寺並ニ同ジ。大林山最勝院ト号ス。薬師ヲ本尊トス。開山秀信。万冶2年12月寂ス。」とある。
風土記稿の記載によれば、万冶2年(1659)以前からあったことは事実であるが、開基の秀信や、その後の縁起については、確かな記録がなく不明である。
ただ、現存している過去帳(慶安2年・1649年)、宝永4年(1754)、安政4年(1857)書出の三分冊に、「隠居□□」と記載されているので、愛染院の隠居寺であったとも考えられる。
本堂は、明治26年(1893)4月5日夜火災にあい、明治43年(1910)に再建されたものである。
なお、境内には、庚申塚、敷石供養碑、板碑や天保年間(1830-1844)に上練馬村で寺子屋を開いていた河野鎮平(1835年3月3日没、賢堂学翁信士)筆子塚などがある。(「練馬の寺院」より)
寿福寺所蔵の文化財
- 河野鎮平筆子碑(練馬区登録文化財)
寿福寺の周辺図
参考資料
- 練馬の寺院(練馬区教育委員会)