北町観音堂|石観音堂
北町観音堂の概要
北町観音堂には、天和2年(1682)銘の北町聖観音座像があり、また当時の史料にも記述が見られることから、江戸時代には既に在ったものと考えられます。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 観音堂 |
住所 | 練馬区北町2-38 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
北町観音堂の縁起
北町観音堂には、天和2年(1682)銘の北町聖観音座像があり、また当時の史料にも記述が見られることから、江戸時代には既に在ったものと考えられます。
境内掲示による北町観音堂の縁起
ここには、天和2年(1682)銘の「北町聖観音座像」をはじめ馬頭観音や庚申塔など数多くの石造物があります。江戸周辺を探訪した小石川の僧が記した紀行文「遊歴雑記」にも、文化12年(1815)にここを訪れた記述があり、往来の人々の信仰や赤塚村への分岐道の目印となっていたことが分かります。(練馬区教育委員会掲示より)
「北豊島郡誌」による北町観音堂の縁起
(下練馬村)
【觀音堂】字宿にあり、川越街道に面して建てり阪東、札所の寫にして、三十三體の觀世音菩薩を安置す、賽者多し。(「北豊島郡誌」より)
北町観音堂所蔵の文化財
- 北町聖観音座像
- 北町の仁王像
- 馬頭観音
北町聖観音座像
高さ270センチメートル、区内最大の石仏。背には「武州河越多賀町隔夜浅草光岳智月参所 奉新造正観音為四恩報謝也。時天和2年8月」台座には河越街道沿いの29の地名が刻まれています。(練馬区教育委員会掲示より)
北町の仁王像
向かって右阿形像、左吽形像。重厚な造りの像で、両像の背には「天和3年、奉立之施主光岳宗智」の銘があり、聖観音座像建立の翌年に建てられたことが分かります。(練馬区教育委員会掲示より)
馬頭観音
高さ一三八センチメートル、頭上に馬頭を戴き、忿怒の相をしています。創立年は不詳ですが、形態から江戸時代の造立と推測されます。(練馬区教育委員会掲示より)
北町観音堂の周辺図
参考資料
- 「練馬の神社」(練馬区教育委員会)