慧日山円明院|豊島八十八ヶ所霊場
円明院の概要
真言宗豊山派寺院の円明院は、慧日山円明院西光寺と号し、開山僧行真、開基賢栄阿闍梨と伝えられ、賢栄阿闍梨の名を刻した文亀2年(1502)の板碑が境内から発掘されていることから、1500年前後の創建と考えられます。豊島八十八ヶ所霊場27番札所です。
山号 | 慧日山 |
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院号 | 円明院 |
寺号 | 西光寺 |
住所 | 練馬区錦1-19-25 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 豊島八十八ヶ所霊場27番札所 |
円明院の縁起
円明院は、開山僧行真、開基賢栄阿闍梨と伝えられ、賢栄阿闍梨の名を刻した文亀2年(1502)の板碑が境内から発掘されていることから、1500年前後の創建と考えられます。
「練馬の寺院」による円明院の縁起
「新編武蔵風土記稿」に「円明院 慧日山西光寺ト号ス。本尊不動。開山行真ト云。」とあるのみで、開基の年月は不明である。しかし寺伝によれば、開基は、賢栄阿闍梨と伝えられ、賢栄阿闍梨の名を刻した文亀2年(1502)の板碑が境内から発掘され保存されている。また寺宝として文亀元年(1501)の弁財天像線彫のみごとな板碑がある。
円明院内には、もと稲荷社、弁財天社があった。このことと本寺の立地条件と関連づけてみると、近くには田柄川が流れ、附近の住人たちは信仰心にもえ、弁財天信仰が厚かったものと考えられる。
本堂及び山門は文化7年(1810)に再建されている。最近の墓地整理の際、開山の宝篋印塔から座禅姿の白骨、永楽通宝銀銭などが発見され、寺宝として保存されている。(「練馬の寺院」より)
円明院の周辺図
参考資料
- 練馬の寺院(練馬区教育委員会)