長享山大林寺|大田区大森中にある日蓮宗寺院
大林寺の概要
日蓮宗寺院の大林寺は、長享山薬王院と号します。大林寺の創建年代は不詳ですが、もと真言宗薬王院として創建、薬王院の住職だった日円が、法華宗日位と法論した結果、長享2年(1488)に日位を開山として日蓮宗に改めたといいます。
山号 | 長享山 |
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院号 | 薬王院 |
寺号 | 大林寺 |
住所 | 大田区大森中2-7-19 |
本尊 | 一塔両尊 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
大林寺の縁起
大林寺の創建年代は不詳ですが、もと真言宗薬王院として創建、薬王院の住職だった日円が、法華宗日位と法論した結果、長享2年(1488)に日位を開山として日蓮宗に改めたといいます。
「大田区の寺院」による大林寺の縁起
もとは真言宗で、薬王院と称した。長享2年(1488)当寺第三世日円、法華の遊化学僧日位と法論し、その教説に感じて弟子となり、日位を開山に迎う。翌年、日位入寂、法兄日教を第二祖に招き、日円は自ら第三世となる。以後池上本門寺末として今日に至る。十二世日好は村民にむぎわら細工を教え、以来大森名物として知られた。また七世日了は七面天を祀り、その信仰で賑わったと伝えられている。(「大田区の寺院」より)
新編武蔵風土記稿による大林寺の縁起
(大森村)大林寺
除地一段六畝二十四歩、西大森村の内にて村の南の方にあり。法華宗、池上本門寺末にて長享山と号せり。開山は日位上人長享三年九月四日寂す。客殿六間に五間半、本尊三寶祖師を安ず。
七面堂。境内にあり。(新編武蔵風土記稿より)
大林寺の旧末寺
- 大森寺(大森南)
- 大井一心教会
大林寺所蔵の文化財
- 釈迦涅槃講式尊円親王自筆一巻
- 武田逍遥軒筆三面大黒天図絵本着色一幅
- 豊臣秀吉黒印状法華宗中宛、七月十八日法華宗免状一幅
- 水戸光圀筆雪中訪師図絵本水墨一幅
- 日要自筆本尊一幅
- 日遠自筆本尊一幅
- 日顕自筆福壽本尊大黒天図一幅
- 深草元政自筆書跡和歌一幅
- 深草元政自筆書跡和歌題仮山一幅
- 深草元政自筆書跡讃偈一幅
- 深草元政自筆書跡勧持品和歌一枚
- 法華経版本箱入
- 日深自筆本尊一幅
- 清正公絵像一幅
- 日潤自筆和歌懐紙一幅
- 日運自筆筆本尊一幅
大林寺の周辺図