長明山長福寺|玉川八十八ヶ所霊場
長福寺の概要
真言宗智山派寺院の長福寺は、長明山と号します。長福寺の創建年代は不詳ですが、もと本寺の西明寺と同時期に創建したと伝えられます。また、玉川八十八ヶ所霊場60番です。
山号 | 長明山 |
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院号 | - |
寺号 | 長福寺 |
住所 | 大田区下丸子4-18-3 |
本尊 | 観世音菩薩像 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 玉川八十八ヶ所霊場60番 |
長福寺の縁起
長福寺の創建年代は不詳ですが、もと本寺の西明寺と同時期に創建したと伝えられます。
「大田区の寺院」による長福寺の縁起
下丸子平川家所蔵の古文書中、慶長期の検地帳に、長福寺所有地のことが見える。また「新編武蔵風土記稿」によれば、新義真言宗西明寺の末、長明山と号し、歴代墳墓中に元禄10年(1697)2月3日に示寂した範宗のものがあるが、開山の年歴は不詳とある。寺伝によれば、最明寺時頼の草創といわれる本寺、西明寺と同じ頃に建立され、村民の観音信仰祈願所であったという。
昭和9年(1934)の耕地整理の際、隣接の寺有畑地に移転し、現在に至ったが、ために樹齢4~500年の大銀杏が、今は境内の外になった道路わきにある。(「大田区の寺院」より)
新編武蔵風土記稿による長福寺の縁起
(下丸子村)長福寺
年貢地。是も東の方にあり。新義真言宗、西明寺の末。長明山と号す。当寺歴代墳墓中にて古きは範宗法師、元禄10年2月3日とあり。開山の年暦を知らず。客殿6間に4間半。本尊聖観世音長2尺許なるを安置す。(新編武蔵風土記稿より)
長福寺の周辺図