八幡山八幡社|地名八幡山の起源となった神社
八幡山八幡社の概要
八幡山八幡社は、世田谷区八幡山にある八幡社です。八幡山八幡社の創建年代は不詳ですが、もと別当寺の東覚院の創建が室町時代とも鎌倉時代ともいい、八幡山八幡社も同時期の創建と推定できます。明治時代には村社に列格、地名八幡山の起源となった神社といいます。
社号 | 八幡社 |
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祭神 | 誉田別命 |
相殿 | 倉稲魂命 |
境内社 | - |
祭日 | 例大祭9月22日 |
住所 | 世田谷区八幡山1-12-2 |
備考 | - |
八幡山八幡社の由緒
八幡社の創建年代は不詳ですが、もと別当寺の東覚院の創建が室町時代とも鎌倉時代ともいい、八幡社も同時期の創建と推定できます。明治時代には村社に列格しています。
せたがや社寺と史跡による八幡山八幡社の由緒
創立、沿革は不詳である。祭神は誉田別命、「新編武蔵風土記稿」によれば、「社地二段一畝、村民ノ居ヤシキヨリ四丁ヲ隔テテ、林山ノ内ニアリ。本社四尺四方、南向。上屋ハ二間半四方、前二木ノ鳥居ヲ立ツ。当社モ鎮座ノ始ヲ伝へズ。神体白幣ヲ建ツ。郡内廻り沢村東覚院ノ持。」とある。祭礼は9月22日。
なお、本神社の北約100米のところにある稲荷神社(由来・沿革・祭神については全く不明)を、明治時代に一時合祀したことがあるが、大正時代に再び現在位置にうつした。(せたがや社寺と史跡より)
境内掲示による八幡山八幡社の由緒
創立年月並びに古代由緒沿革等未詳なれど古老口碑または地名等より古社と推定される。なお奥宮(新殿に奉斎)には文化7年10月との記銘あり、明治4年10月に村社に列せられ、明治41年府告示第二百十八号に依り会計法指定神社となる。
明治42年3月6日許可を得て同所稲荷社を合祀し昭和29年4月3一宗教法人法の登記完了した。
昭和47年11月3日神殿・社務所並びに境内諸施設を新築し遷宮奉祝祭を執行す。本来八幡山八幡社は海防守護の神であるが、主神が文化や産業の振興につくされたことから繁栄と和平つまり厄除開運の御神徳をたれ給う神として一般の崇敬をうけております。(境内掲示より)
新編武蔵風土記稿による八幡山八幡社の由緒
(八幡山村)八幡社
社地、二段一畝、村民の居やしきより四町を隔てて山林の内にあり、本社四尺四方南向、上屋は二間半四方、前に木の鳥居を立つ、當社も鎮座の始を傳へず、神體白幣を建つ、郡内廻り澤村東覚院の持なり。(新編武蔵風土記稿より)
八幡山八幡社の周辺図