天正山妙楽寺|昭和初期に杉並区和泉に創建
妙楽寺の概要
日蓮宗寺院の妙楽寺は、天正山と号します。妙楽寺は、昭和初期に杉並区和泉周辺に祈祷所として創建、昭和21年松原4丁目に、昭和25年当地(松原3丁目)に移転したといいます。身延山36世日潮上人直筆の曼陀羅を本尊としています。
山号 | 天正山 |
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院号 | - |
寺号 | 妙楽寺 |
住所 | 世田谷区松原3-27-27 |
本尊 | 日潮上人直筆の曼陀羅 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | 納骨堂・永代供養墓・ペット墓地受付 |
備考 | - |
妙楽寺の縁起
妙楽寺は、昭和初期に杉並区和泉周辺に祈祷所として創建、昭和21年松原4丁目に、昭和25年当地(松原3丁目)に移転したといいます。身延山36世日潮上人直筆の曼陀羅を本尊としています。
せたがや社寺と史跡による妙楽寺の縁起
妙楽寺
本尊は身延山36世、日潮上人の直筆、元文2丁巳年(1737)9月19日と奥書のある曼荼羅を中心にして、左右に釈迦と多宝如来とを祀る。日潮は元仙台の孝勝寺の住職であったが、出でて身延山で修業したといわれる。現管長が初代で日蓮に帰依して、自然妙宗と名付け、明大前和泉町に祈祷所を設けたが、全焼の災禍に会い、松原4丁目に移り、4年後の昭和25年現在地に移転した墓を持たない密教的な寺院である。
本堂入口の小さい半鐘、仏壇に飾られてある銅器三具足の大花瓶、灯籠各1対、香炉、および護摩器具の三鈷鈴、金剛台、独鈷、三鈷、五鈷、鶴亀松竹梅の模様に、津田薩摩守吉次と銘のある古銅鏡がある。又仏殿の前にかけられた鰐口には「比企郡中山村善能寺、願主総代氏子中弘化四丁末年(1847)三月吉辰」の銘がある。これらは江州彦根藩主、井伊家の代々木初台邸内にあった寺(寺名不明)の旧蔵にかかる品といわれるが、これらの仏器具が何故に井伊邸内の寺院にあったかは、後日の精査にまたねばならない。(せたがや社寺と史跡より)
妙楽寺所蔵の文化財
- 身延山36世日潮上人直筆の曼陀羅
- 弘化四丁末年(1847)銘鰐口
妙楽寺の周辺図