下落合氷川神社|女体の宮、下落合村鎮守
下落合氷川神社の概要
下落合氷川神社は、新宿区下落合にある氷川神社です。下落合氷川神社は、第5代孝昭天皇の御代の創建と伝えられ、江戸時代には下落合村の鎮守でした。江戸期には豊島区高田の高田氷川神社を男体の宮、当社を女体の宮として、夫婦一対神として信仰されていたといいます。
社号 | 氷川神社 |
---|---|
祭神 | 素盞鳴尊、稲田姫命、大己貴命 |
相殿 | 境内社を相殿として配祀 |
境内社 | 三峰社、天祖社、稲荷社、諏訪社、浅間社 |
住所 | 新宿区下落合2-7-12 |
祭日 | - |
備考 | 下落合村鎮守、女体の宮、もと別当:薬王院 |
下落合氷川神社の由緒
下落合氷川神社は、第5代孝昭天皇の御代の創建と伝えられ、江戸時代には下落合村の鎮守でした。江戸期には豊島区高田の高田氷川神社を男体の宮、当社を女体の宮として、夫婦一対神として信仰されていたといいます。
ガイドブック新宿区の文化財による下落合氷川神社の由緒
第5代孝昭天皇の御代の創建と伝えられ、江戸時代には下落合村の鎮守で、薬王院が別当寺であった。祭神は、素盞鳴尊、稲田姫命、大己貴命で、境内には三峯社、天祖社、稲荷社、諏訪社、浅間社を合祀している。江戸時代には氷川明神社といい、祭神は稲田姫命一座で女体の宮ともいわれ、下高田村の鎮守で、南蔵院が別当の豊島区高田1丁目の高田氷川神社が、祭神を素盞鳴尊一座で男体の宮と呼ばれたため、合わせて夫婦の宮と呼ばれた。
神社正面鳥居前の交差点隅には庚申塔があり、文化13年(1816)の造立で、青面金剛像の下に三猿が配してある。この庚申塔は道標をかねたもので、みぎに「ぞうしが屋」、左に「くずが屋」と刻んである。(ガイドブック新宿区の文化財より)
東京都神社名鑑による下落合氷川神社の由緒
御鎮座は第五代孝昭天皇の御代と伝えられる。落合を中心とした近在の町村の鎮守として崇敬せられた。昭和二十年五月の空襲により、社殿をはじめ、一宇をも残さずに焼失した。御霊代は西落合の御霊神社に御動座申し上げた。(東京都神社名鑑より)
新編武蔵風土記稿による下落合氷川神社の由緒
(下落合村)
氷川社。村の鎮守也。
諏訪社二。
太神宮。以上四社薬王院持。
稲荷社三。一は藤稲荷と云、山上にあり。喬木生茂れり近き頃鳥居の傍に瀧を設て、垢離場とす。薬王院持。二は上落合村最勝寺持。(新編武蔵風土記稿より)
下落合氷川神社の周辺図