昇龍山観音庵|新宿区新宿にある曹洞宗寺院
観音庵の概要
曹洞宗寺院の観音庵は、昇龍山と号します。観音庵は、寛政年間(1789-1801)昇山尼が東大久保縄手に創建、鬼王稲荷神社付近への移転を経て、文政年間(1818-30)に当地に移転しました。
山号 | 昇龍山 |
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院号 | - |
寺号 | 観音庵 |
住所 | 新宿区新宿7-3-13 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 海雲寺の末寺 |
観音庵の縁起
観音庵は、寛政年間(1789-1801)昇山尼が東大久保縄手に創建、鬼王稲荷神社付近への移転を経て、文政年間(1818-30)に当地に移転しました。
「ガイドマップ新宿区の文化財」による観音庵の縁起
曹洞宗の寺院で、寛政年間(1789-1801)に昇山尼が創建した。もとは東大久保の縄手、続いて鬼王稲荷神社近くに移った後、文政年間(1818-30)に現在地に移転した。この頃仏山禅苗という尼僧が住むようになった。
仏山は天下泰平国家安穏を祈念して大般若波羅密多経、その他の経典を血書する願をおこし、日夜その行に精進した。なにしろ大般若経といえば、六百巻に及ぶ経典であるから、大変な難行であるわけだが、仏山は天保3年(1832)1月2日ついにそれを完成した。
観音庵には現在、150巻の血書大般若経がのこされているほか、満願を記念する血書の大きな掛軸、それに、これも血書の妙法華華経(観世音菩薩普門品)と大般若理趣分各一巻、および切断した指先(爪)が保存されている。
境内に建てられた血書の筆塚には願文が刻まれており、仏山の赤心を今に伝えている。(ガイドマップ新宿区の文化財より)
観音庵の周辺図