中瀬天祖神社|杉並区清水の神社

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中瀬天祖神社|十羅刹堂として創建

中瀬天祖神社の概要

中瀬天祖神社は、杉並区清水にある天祖神社です。中瀬天祖神社の創建年代は不詳ですが、妙正寺が十羅刹堂として創建したと考えられます。明治維新後に天祖神社と改称し、井草八幡宮の兼務社となったといいます。

中瀬天祖神社
中瀬天祖神社の概要
社号 天祖神社
祭神 伊邪那美命
相殿 -
境内社 大日孁貴神、市杵嶋姫命、保食神
祭日 例祭日9月8日
住所 杉並区清水3-19-10
備考 -



中瀬天祖神社の由緒

中瀬天祖神社の創建年代は不詳ですが、妙正寺が十羅刹堂として創建したと考えられます。明治維新後に天祖神社と改称し、井草八幡宮の兼務社となったといいます。

杉並区教育委員会掲示による中瀬天祖神社の由緒

当社は、「新編武蔵風土記稿」多摩郡下井草村の条に「十羅刹堂」とあり、「妙正寺ヨリ三町程北ノ方小名神戸ニアリ。妙正寺御朱印地ノ内ナリ 即此ノ寺ノ持」と記されています。十羅刹とは、もと人を食う悪魔でしたが、後に法華経を守る守護神となった十人の羅刹女といわれています。このことから、日蓮宗の妙正寺がここに十羅刹を祀ったものと思われます。
明治以前は従羅刹様、神明様などと称していましたが、維新後の神仏分離令(明治元年)によって天祖神社と改称されました。
祭神は大日孁貴神(天照大神の別の尊称)・市杵嶋姫命(天照大神の姫神)・保食神(穀物や食物の神)の三神です。また、このほかに市杵嶋神社・稲荷神社合殿の境内社が一社あります。
「神社明細帳」の由緒には「当社は井草八幡宮の境外神社」で井草川の西岸神戸坂の上に在り、極めて古き社にして、神体は一大石剣なり。」とあります。
この神体を霊石とする伝説があり、昭和二十年頃までは例祭日には社前で餅をつき”下ベロ餅”という丸餅を参拝者に配りました。この餅を食べると子宝が授かるといわれ延宝からも多数の参拝者があり「神戸の鎮守様」として昔から親しまれてきました。
天祖・稲荷それぞれに講中があり、百余名の氏子が熱心に維持管理に当たっています。
例祭日は十月十五日です。(杉並区教育委員会掲示より)

新編武蔵風土記稿による中瀬天祖神社の由緒

(下井草村)十羅刹堂
妙正寺より三町程北の方小名神戸にあり。妙正寺御朱印地の内なり。即此寺の持。堂は二間に二間半南向、本尊木の立像にて長三寸。(新編武蔵風土記稿より)


中瀬天祖神社の周辺図