初音森神社|元尹之大納言師賢が創建
初音森神社の概要
初音森神社は、墨田区千歳にある神社です。初音森神社は、元尹之大納言師賢が元弘年間(1331-1334)初音森神社摂社の地(馬喰町初音之森)に創建、文明年間(1469-1487)には太田道灌により社殿が建立されたいいます。明暦の大火により焼失、万治2年(1659)当地へ移転したといいます。
社号 | 初音森神社 |
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祭神 | 豊受比売命(宇迦之魂神) |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 墨田区千歳2-4-8 |
祭日 | - |
備考 | - |
初音森神社の由緒
初音森神社は、元尹之大納言師賢が元弘年間(1331-1334)初音森神社摂社の地(馬喰町初音之森)に創建、文明年間(1469-1487)には太田道灌により社殿が建立されたいいます。明暦の大火により焼失、万治2年(1659)当地へ移転したといいます。
墨田区掲示による初音森神社の由緒
初音森神社
鎌倉中期に建立された神社で、江戸初期までは馬喰町初音ノ森(現在の中央区日本橋馬喰町)の鎮守でした。明暦の大火後に郡代屋敷を建設するため、この地に移されましたが、その後も氏子はお参りやお祭りのために墨田川を渡って来ていました。
昭和二十三年(一九四八)に、東日本橋馬喰町に分社が建てられ、日本一の繊維問屋街にあるため、商売繁盛の神様として信仰されていますす。
しかし、長い間の習慣で、本社には今でも多くの氏子が参詣に来ます。
社名の由来は、鶯が多く棲み、美しい鳴声の響く様を初音と称したことによります。(墨田区掲示より)
東京都神社名鑑による初音森神社の由緒
元弘年間(1331-34)に尹之大納言師賢により奉斎されたと伝えられる。文明年間(一四六七-八七)に初音の里と称えられる、現日本橋両国の飛地境内初音森神社の位置に、大田道濯の寄進により社殿が創建された。万治二年(一六五九)三月に現在地に移転した。(東京都神社名鑑より)
「墨田区史」による初音森神社の由緒
起立年代は不明であるが、当初は初音稲荷社と称して浅草口見付(現中央区日本橋馬喰町)付近にあり、この地を古くは初音の森と唱えたという。祭神は宇迦之魂神で、明暦三年(一六五七)の江戸大火の後に移転したが、現在も旧地の鎮護の神となっている。
境内には、田部廼庵稲丸の「ここに来て聞くそ嬉しき葛飾の初音の森の鶯の声」の歌碑がある。(「墨田区史」より)
初音森神社の周辺図
参考資料
- 「墨田区史」
- 東京都神社名鑑