東墨田白髭神社|墨田区東墨田の神社

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東墨田白髭神社|木下川薬師浄光寺の守護神として貞観2年創建

東墨田白髭神社の概要

東墨田白髭神社は、墨田区東墨田にある白鬚神社です。東墨田白髭神社は、木下川薬師浄光寺の守護神として貞観2年(806)に創建したといい、上木下川村・下木下川村の鎮守社であったといいます。

東墨田白髭神社拝殿
東墨田白髭神社の概要
社号 東墨田白髭神社
祭神 猿田彦命
相殿 -
境内社 -
住所 墨田区東墨田3-13-24
備考 -



東墨田白髭神社の由緒

東墨田白髭神社は、木下川薬師浄光寺の守護神として貞観2年(806)に創建したといい、上木下川村・下木下川村の鎮守社であったといいます。

新編武蔵風土記稿による東墨田白髭神社の由緒

(上木下村薬師堂項)白髭社
太神宮山王を相殿とす。当村及び下木下川村の鎮守なり。白髭は前に云唱翁を祀り、白髪老翁の像及び慈覚大師の作なり。不動を本地佛とす。太神宮に雨実童子の像、本地佛恵心作の弥陀、山王の神体は丸石なり。縁起に云、此山王の本地垂跡の像とも兵乱の時失せしより、天正5年の夏良完と云僧、法を修して其像を需めしに、6月8日の夜夢の告ありて枕の邊に此石降れり。よって神体とせし事をのす。(新編武蔵風土記稿より)

東京都神社名鑑による東墨田白髭神社の由緒

延暦七年(七八八)伝教大師半体作の薬師像を下野国の広智という僧が背負って武州にきたところ中川の辺にて不思議な老翁にあった。翁は名を唱翁といい、願わくは像を草庵に安置すべしといわれ、像を草庵に安置して広智は本国に帰った。その後、慈覚大師が東国に下った時に不思議な告げにより、その草庵を修理じて一寺とした。さきに出た唱翁とは白髭明神であったといわれる。貞観二年(八〇六)に堂宇が完成した時、薬師の守神として祀った。のちに霊験あらたかのために、近郷の人たちも信仰して下木下川村の鎮守となった。現在の荒川放水路中央に鎮座していたが、荒川改修工事のため大正四年現在地に移転鎮座した。(東京都神社名鑑より)

「墨田区史」による東墨田白髭神社の由緒

嘉暦二年(一三二七)以前の創建ともつたえられるが、草創の由来、年代共に不明である。
現在地は荒川の開削によって移されたもので、もと木下川薬師の守護神という伝えもある。祭神は猿田彦命である。(「墨田区史」より)

すみだの史跡文化財めぐりによる東墨田白髭神社の由緒

嘉暦2年(1337)以前の創建と伝えられていますが、その由来、年代は共に不明です。社地は荒川の開削によって移されたもので、もとは木下川薬師浄光寺の守護神であったという伝えもあります。祭神は猿田彦命です。
境内には百度石の標石があります。(すみだの史跡文化財めぐりより)


東墨田白髭神社所蔵の文化財

  • 高橋信盛の歌碑

東墨田白髭神社の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「墨田区史」
  • 東京都神社名鑑