五柱稲荷神社|大坂定番植村土佐守正朝が創建
五柱稲荷神社の概要
五柱稲荷神社は、墨田区緑にある稲荷神社です。五柱稲荷神社は、植村土佐守正朝(大坂定番)が享保13年(1728)京都伏見稲荷を勧請して創建したといいます。
社号 | 五柱稲荷神社 |
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祭神 | 宇迦之御魂命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 墨田区緑4-11-6 |
祭日 | 例祭日4月26日と10月26日 |
備考 | - |
五柱稲荷神社の由緒
五柱稲荷神社は、植村土佐守正朝(大坂定番)が享保13年(1728)京都伏見稲荷を勧請して創建したといいます。
東京都神社名鑑による五柱稲荷神社の由緒
享保十三年(一七一六)三月三日徳川八代将軍吉宗の世代に植村土佐守正朝が奉祀し、その後、朝廷より華蔵院の称号を賜わる。御神徳広大無辺霊験あらたかにして、特に盗難除けの信仰があり、神域の土を家におけば盗難のおそれなく、商売繁昌にも通じると商家などはこぞって参拝した。明治十三年公認神社として一般の参拝が許され、以後町内の守護神として崇められている。(東京都神社名鑑より)
「墨田区史」による五柱稲荷神社の由緒
享保十三年(一七二はち)に、植村土佐守正朝が屋敷内に祭ったのが始まりと伝えられており、五柱の神-宇賀魂命・大年御祖命・大己貴命・大宮能売命・素戔嗚尊を祭神としているところからこの名がある。享保二十年の須原治右衛門蔵版の江戸図には、この辺りに「植村式ブ」(式部忠元=正朝の弟)の記載があるので、恐らくその屋敷神が今日まで残されたものであろう。
境内には、細いしめなわを巡らせた台石がある。同社の由緒書には「文政八丙辰年二月初午日」と刻せる神狐の台石境内に存せり」とあるが、今は欠損し、わずかに「□政八丙辰二月」と判読できるだけである。(「墨田区史」より)
五柱稲荷神社の周辺図
参考資料
- 「墨田区史」
- 東京都神社名鑑