徳雲院|松平大膳太夫殿先妣が開基
徳雲院(とくうんいん)の概要
臨済宗大徳寺派寺院の徳雲院は、松平大膳太夫殿先妣(徳雲院殿庭柏宗意大姉)が開基となり、広徳寺二世徳希叟禅師大和尚を開祖として創建したといいます。
山号 | - |
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院号 | 徳雲院 |
寺号 | - |
住所 | 台東区東上野4-1-4 |
宗派 | 臨済宗大徳寺派 |
葬儀・墓地 | 徳雲会館 |
備考 | - |
徳雲院の縁起
徳雲院は、松平大膳太夫殿先妣(徳雲院殿庭柏宗意大姉)が開基となり、広徳寺二世徳希叟禅師大和尚を開祖として創建したといいます。
「下谷區史」による徳雲院の縁起
徳雲院(北稲荷町四九番地)
京都大徳寺末、本尊釋迦如来。(大正十二年九月焼失)もとは同所廣徳寺の塔頭寺院の一であつて、明治に至り獨立し本山大徳寺末となつたのである。慶長十二年五月に歿した毛利元就の側室徳雲院殿庭柏宗意大姉のために、毛利家にて翌十三年に、當時神田昌平橋内にあつた廣徳寺内に創建し、大師を開基とし、廣徳寺第二世希叟宗罕(慶長十五年九月八日寂)を開祖とした。毛利家よりは明治維新に至るまで毎年三人扶持を給與せられたといふ。寛永十二年廣徳寺と共に現地に移つた。(「下谷區史」より)
御府内寺社備考による徳雲院の縁起
徳雲院
開祖前大徳希叟禅師大和尚、本坊二世年月日本坊之部ニ記。
開基徳雲院殿庭柏宗意大姉、俗名松平大膳太夫殿先妣。慶長12年5月23日卒。
本尊釈迦如来木仏座像。
鎮守稲荷社。右由来不分関肥前守殿より納之。明和3年9月15日也。(御府内寺社備考広徳寺項より)
徳雲院の周辺図
参考資料
- 「下谷區史」
- 御府内寺社備考