浅草山東国寺|台東区松が谷にある曹洞宗寺院
東国寺の概要
曹洞宗寺院の東国寺は、浅草山と号します。東国寺は、薬師堂の堂守を徳川家忠が一寺として慶長18年(1613)に創建させたといい、独歩秀作大和尚(寛文2年1662年寂)が開山したといいます。
山号 | 浅草山 |
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院号 | - |
寺号 | 東国寺 |
住所 | 台東区松が谷1-2-3 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
東国寺の縁起
東国寺は、薬師堂の堂守を徳川家忠が一寺として慶長18年(1613)に創建させたといい、独歩秀作大和尚(寛文2年1662年寂)が開山したといいます。
御府内寺社備考による東国寺の縁起
下野国冨田大中寺末 浅草新寺町
浅草山東国寺、境内古跡拝領地994坪内門前町屋有
当寺之儀は、慶長18年起立。最初薬師堂ニ御座候処、其頃ハ近辺人も稀ニ御座候由、乍恐御当家二代将軍様当地近辺御鷹野ニ被為成候節、右薬師堂エ御休息被遊候由、其節上意ニ当堂ハ寺院成哉庵室成哉と御尋御座候趣、其節右庵主薬師堂之由御請申上候処、寺ニ致シ可申旨上意ニ御座候。即当地之名故浅草山ト可申。亦薬師之因縁東方故東国寺ト可唱ト之。乍恐 上意且亦地所等茂望可申旨、難有 上意ニ御座候処、右庵主如何存候哉。則当地所程頂戴仕候ト申義代々住僧申伝ニ御座候。
開山独歩秀作大和尚、寛文2年12月2日遷化。
開基通天了達和尚、寛永18年10月18日寂。
本堂7間5間、本尊釈迦如来。
位牌堂、本尊唐仏地蔵尊。右は文化元年5月当寺檀中桑嶋氏寄附。
薬師如来。右は往古当山起立以前薬師堂ニ而御座候。然る所、明和9年2月江戸大火之砌当寺茂類焼仕候。其砌天台伝教大師作之尊像有之由。則夫迠右薬師如来を本像之由ニ御座候所、右之尊像も焼却仕候。依之其後之住僧志願ニ付右之尊像を安置仕候。
鎮守社一間四方、神躰稲荷大明神
小池、起立以前ハ薬師御手水と申伝候。文化3年類焼後かわを入、当時ハ用心水之様ニ相見候。以上乙酉書上(御府内寺社備考より)
東国寺の周辺図
参考資料
- 御府内寺社備考