萬徳寺|台東区根岸にある浄土宗寺院

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佛名山萬徳寺|台東区根岸にある浄土宗寺院

萬徳寺の概要

浄土宗寺院の萬徳寺は、佛名山果号院と号します。萬徳寺の創建年代は不詳ながら、新田郡徳川村に創建、後岡崎へ、次いで江戸幕府開府の後、了蓮社学誉唄然和尚(明暦元年1655年寂)の代に湯島へ移転、湯島の地が御用地となったため天和3年(1683)当地へ移転したといいます。

萬徳寺
萬徳寺の概要
山号 佛名山
院号 果号院
寺号 萬徳寺
住所 台東区根岸5-1-13
宗派 浄土宗
葬儀・墓地 墓地受付中
備考 -



萬徳寺の縁起

萬徳寺の創建年代は不詳ながら、新田郡徳川村に創建、後岡崎へ、次いで江戸幕府開府の後、了蓮社学誉唄然和尚(明暦元年1655年寂)の代に湯島へ移転、湯島の地が御用地となったため天和3年(1683)当地へ移転したといいます。

「下谷區史」による萬徳寺の縁起

萬徳寺(金杉上町六二番地)
京都知恩院末、佛名山徳川院と號す。本尊阿彌陀如来。(大正十二年九月焼失)寺傳によれば、當寺は初め上野國新田郡徳川村に起立し、後、三河國岡崎に轉じ、江戸開府の後湯島切通に移り、天和三年現地に移つたのである。開山は僧明然。(明應元年寂)寺内安置の如意輪観音は明暦の大火に祭祀、獨り免れるを得たので火除観音と稱せられる。又境内に御嶽講社中興の祖木食一心行者(一心靈神と崇めらる、文政四年十月二日死去、行年六十七歳)の墓がある。(「下谷區史」より)


御府内寺社備考による萬徳寺の縁起

京都知恩院末 下谷金杉上町
佛名山果号院万徳寺、境内御年貢地424坪9合2斗内門前町家アリ
起立年代相知不申候。古湯島切通大墨金三郎殿屋敷ニ借地仕罷在而処御用地ニ附、天和3亥年5月檀家松葉屋孫右衛門寄進地南前ニ引移申候。
開山了蓮社学誉唄然和尚、明暦元年7月28日寂。
本堂。本尊阿弥陀如来、立像丈2尺6寸安阿弥作。
観音堂。本尊如意輪観音。
以上丙戌書上。(御府内寺社備考より)


萬徳寺の周辺図