月円山長松寺|台東区下谷にある浄土宗寺院
長松寺の概要
浄土宗寺院の長松寺は、月円山と号します。長松寺は、僧實誉(明暦2年1656年寂)が開山したと伝えられます。
山号 | 月円山 |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 長松寺 |
住所 | 台東区下谷1-8-20 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
長松寺の縁起
長松寺は、僧實誉(明暦2年1656年寂)が開山したと伝えられます。
「下谷區史」による長松寺の縁起
長松寺(入谷町六八番地)
京都知恩院末、月圓山清光院と號す。本尊阿彌陀佛。(大正十二年九月焼失)起立年月未詳、開山は僧寶譽(明暦二年十二月二十六日寂)文化十年より常念佛を執行してゐる。寺寶の月の丸御影は、法然上人念佛弘通のため伊勢大神宮に参籠し、日輪のうちに六字名號を拝したる日の夜、神前に於て持誦法楽に心を砕き深更月輪を拝せしに月輪のうちに勢至の眞影竝に上人の姿の映現せしを後生衆生のためその形相を寫したものと傳稱するもので、このために當寺は月の丸の長松寺と呼ばれたことが新編武蔵風土記稿にみえてゐる。(「下谷區史」より)
新編武蔵風土記稿による長松寺の縁起
長松寺
浄土宗京都知恩寺末、月円山清光院と号す。本尊弥陀。開山實誉、明暦2年12月26日寂す。文化10年より常念佛を執行せり。
寺宝。
月の丸御影一幅。貞享年中記せし縁起の畧に法然念佛弘通の為伊勢大神宮へ参籠し、日輪を拝せしに日輪の内に六字の名号分明にあらはれしかは、上人自是を写し今の世に日の丸の名号と号す。月読の本体也。其夜神前にて持誦法栄に心を砕き、深更に及て月輪を拝せしに、月輪の内に勢至の真影并上人の姿天童子左右より天蓋を棒る様、映現せしかは、上人末世衆生のため此形相を写し、月の丸御影と称す。是伊勢月宮の本体なり。故有て当寺に安すと云。故に世に月の丸の長松寺と呼べり。(新編武蔵風土記稿より)
長松寺の周辺図