徳大寺|台東区上野にある日蓮宗寺院

猫の足あとによる東京都寺社案内

妙宣山徳大寺|聖徳太子彫刻の摩利支天

徳大寺の概要

日蓮宗寺院の徳大寺は、妙宣山と号します。徳大寺の創建年代等は不詳ながら、慈光院日遣(承応2年1653年寂)が開山したといいます。徳大寺の摩利支天は聖徳太子彫刻といわれ、本法寺55代住持成遠院日達(法華経寺57世)が当寺に安置したといいます。

徳大寺
徳大寺の概要
山号 妙宣山
院号 -
寺号 徳大寺
住所 台東区上野4-6-2
宗派 日蓮宗
葬儀・墓地 -
備考 -



徳大寺の縁起

徳大寺の創建年代等は不詳ながら、慈光院日遣(承応2年1653年寂)が開山したといいます。徳大寺の摩利支天は聖徳太子彫刻といわれ、本法寺55代住持成遠院日達(法華経寺57世)が当寺に安置したといいます。

「下谷區史」による徳大寺の縁起

徳大寺(上野町二丁目二一番地)
中山法華經寺末、妙寶山と號す。開山は僧日遣。(應永二年後五厚二十七日寂)境内に摩利支天堂あり。聖徳太子作と稱する摩利支天像を安置し、民間の信仰が盛んで賽者が絶えない。大正震災にもこの像は焼失を免れた。この像は忍川に三枚橋を架する時、橋下の流より出現したと傳へられ、この三枚橋を渡る人は、みな妙法蓮華經を唱へる故、實は法華三昧橋であるといふやうな説も行はれた。又この寺の在る通りを俗に摩利支天横町と呼んでゐる。(「下谷區史」より)

御府内寺社備考による徳大寺の縁起

下総国法華経寺末 下谷上野町
妙宣山徳大寺、境内年貢地173坪1合余外火除町地借地40坪余。
起立相知不申候。境内173坪1合之内、15坪余元禄11年御用地ニ被召上、替地上野屏風坂下ニ而被下置候。
開山慈光院日遣、承応2年5月27日寂。
中興玄静院日泰、明和4年7月23日卒。
14代中興体運院日利、文化14年3月3日於新宿立増寺之庵室卒。今之尊天堂客殿土蔵造、町地取入等、此代之功也。
客殿、本尊釈迦牟尼仏、四大菩薩、日蓮菩薩。
摩利支天堂、開運摩利支天、丈6寸5分。右尊像、聖徳太子彫刻之由ニ而、本寺55代住持成遠院日達(法華経寺57世)関東下向之時、於京都本法寺霊夢感得之尊像也。宝永5年9月当寺江安置。大黒天石像、裏ニ文永8年3月8日造之日蓮判。伝来之古書等、度々之類焼ニ付焼失仕候。以上丙戌書上。(御府内寺社備考より)


徳大寺の周辺図