龍谷寺|台東区谷中にある日蓮宗寺院
龍谷寺の概要
日蓮宗寺院の龍谷寺は、榮照山と号します。龍谷寺は、寂如院日悦上人が開山、江戸時代初期に上野清水町附近に創建しましたが、明暦の大火(1657)により類焼、寛文2年(1662)当地へ移転再建したといいます。
山号 | 榮照山 |
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院号 | - |
寺号 | 龍谷寺 |
住所 | 台東区谷中4-2-35 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
龍谷寺の縁起
龍谷寺は、寂如院日悦上人が開山、江戸時代初期に上野清水町附近に創建しましたが、明暦の大火(1657)により類焼、寛文2年(1662)当地へ移転再建したといいます。
「下谷區史」による龍谷寺の縁起
龍谷寺(谷中上三崎南町三五番地)
新曾妙顯寺末、本尊十界曼荼羅。寂照山と號す。寺傳には正安二年四月、下谷上野町に起立とあるが、上野町は寛永寺創立について、寺地に宛てられた二羽村の替地として開かれたのであるから、正安は正保か慶安の誤であらう。開基は龍長院日宣。明暦三年正月十九日の大火に類焼したが、寛文二年に本山二十一世廣濱院日念が谷中坂町玉林寺朱印地のうち二百八十七坪を借り受け現地に移轉再建した。(「下谷區史」より)
御府内寺社備考による龍谷寺の縁起
武蔵国足立郡新曾長誓山妙顯寺末頭
谷中三崎 榮照山龍谷寺(境内玉林寺領之内三百三十坪借地)
起立は寛文二壬寅年、当所禅宗玉林寺領之内、右之通借地仕候。右之趣は天明元辛丑年六月廿三日、寺社御奉行牧野豊前守殿江、書付を以差出申候。古来は寂照山、中頃栄照山与改。
但シ往古、上野清水町於地面八百坪ニ而有之候由、然所御用地ニ相成候趣御座候。
開山寂如院日悦聖人。此已然歴代相知不申。当時日悦ヲ開山与仕候。年月相知宇申候。
中興広演院日念聖人(当山四世)
客殿(間口五間奥行四間半)本尊宗法之通。安国日蓮大菩薩(丈ケ一尺二寸坐像)
半鐘(無銘施主檀那中長二尺四寸差渡一尺二寸)
太鼓(差渡シ一尺七寸五分)
摩利支天堂(土蔵造)開運摩利支天(丈一尺三寸伝教大姉作立像)七面大明神(日向聖人作丈一尺三寸)愛染明王(丈八寸坐像)出世稲荷大明神(丈五寸坐像)(御府内寺社備考より)
龍谷寺の周辺図
参考資料
- 御府内寺社備考
- 「下谷區史」