長光山龍泉寺|台東区谷中にある日蓮宗寺院
龍泉寺の概要
日蓮宗寺院の龍泉寺は、長光山と号します。龍泉寺は、禅智院日感上人(寛永6年1629寂)が開山となり下谷に元和7年(1622)創建、宝永6年(1709)当地へ移転したといいます。
山号 | 長光山 |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 龍泉寺 |
住所 | 台東区谷中5-9-26 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
龍泉寺の縁起
龍泉寺は、弘法寺第十世禅智院日感上人(寛永6年1629寂)が開山となり下谷に元和7年(1622)創建、宝永6年(1709)当地へ移転したといいます。
「下谷區史」による龍泉寺の縁起
龍泉寺(谷中初音町三丁目三四番地)
眞間弘法寺末、本尊塔中題目(釋迦、四菩薩、不動、多寶、四天王、愛染)木像十四體。長光山と號す。元和七年下谷某所に起立す。開山日感(寛永年三月寂)は弘法寺第十世である。明暦三年正月の大火に類焼したが、境内に庵室を構えて居た日感の遺弟日遊(俗称真壁孫四郎)傳来の祖師像を負うて四方に募縁して再建の功を遂げた。日遊はその功により當寺第三世の住職となつた。この祖師像は日蓮自ら刻して弟子最蓮坊に與へ、後、里見義弘の一族正木元信に傳はり、その子孫が孫四郎に附屬したものと傳へられ、現に當寺に安置されてゐる。現地に移つたのは寶永六年のことである。(「下谷區史」より)
御府内寺社備考による龍泉寺の縁起
下総国真間弘法寺末 谷中不唱小名
長光山龍泉寺 境内拝領地953坪。
起立元和7年ニ御座候。宝永6年迄89年之間、下谷辺に罷在。同年当所へ引越申候。但旧地名所相知不申候。
開山禅智院日感上人、寛永6年3月8日入寂。
本堂間口6間奥行4間4尺、向拝2間ニ9尺。本尊宗法之通、諸尊安置。
以上丙戊書上。
往古道泉坊と申塔頭有之候処、当時廃し申候。
旧地ハ下谷坂本本辺のよし。龍泉寺村、龍泉寺町の名ハ、当寺の所在によりて起こりしにやと云。(捜索)(御府内寺社備考より)
龍泉寺の周辺図
参考資料
- 御府内寺社備考
- 「下谷區史」