明王山重林寺|豊島八十八ヶ所霊場13番札所
重林寺の概要
真言宗豊山派の重林寺は明王山不動院と号します。重林寺の創建年代は不詳ながら、秀誉(慶安2年1649年寂)が開祖となり創建したといいます。豊島八十八ヶ所霊場13番札所です。
山号 | 明王山 |
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院号 | 不動院 |
寺号 | 重林寺 |
住所 | 豊島区池袋本町2-3-3 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
本尊 | 不動明王 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 豊島八十八ヶ所霊場13番札所 |
重林寺の縁起
重林寺の創建年代は不詳ながら、秀誉(慶安2年1649年寂)が開祖となり創建したといいます。
豊島区教育委員会掲示による重林寺の縁起
重林寺は真言宗豊山派に属します。明王山と号し、愛宕山真福寺の末寺でしたが、現在は大塚護国寺の末寺です。創建の年代は明らかではありませんが、慶安2年(1649)に没した秀誉を開祖としています。本尊は不動明王です。
境内には天文24年(1555)に造られた板碑があります。これは結衆13名を刻んだ庚申待板碑で長崎地区から出土したものです。また、七面にそれぞれ聖観音をはじめ、七つの観音が彫られた石塔があります。これは享和3年(1803)の作で、西国、坂東、秩父、四国の各札所巡礼供養塔です。
この寺には弘法大師が描いたとされる不動明王の画像が伝えられています。これは寛政己未年に本尊の不動明王の体内に納められたもので、明治23年(1890)に発見されました。
寺の古い山門は大正12年の地震で崩壊してしまいましたが、この山門は大久保彦左衛門の屋敷のものであったといわれています。(豊島区教育委員会掲示より)
新編武蔵風土記稿による重林寺の縁起
重林寺
新義真言宗、江戸愛宕下真福寺末、明王山不動院と号す、本尊不動開山秀誉慶安二年四月二十三日寂す。
観音堂。十一面観音なり、左右に閻魔地蔵を置。
鐘楼。寛政七年中九世快音再鋳す本寺二十七世英範が撰せる銘あり。(新編武蔵風土記稿より)
重林寺の周辺図