林松寺|荒綾八十八ヶ所霊場
林松寺の概要
浄土宗寺院の林松寺は、堤根山薬師院と号します。林松寺は、増上寺第4世大蓮社乗誉上人竟阿高山和尚(延徳元年1489年寂)を開山として永正3年(1506)に創建したといいます。荒綾八十八ヶ所霊場掛番札所です。
山号 | 堤根山 |
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院号 | 薬師院 |
寺号 | 林松寺 |
住所 | 足立区花畑1-4-14 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 荒綾八十八ヶ所霊場掛番札所 |
林松寺の縁起
林松寺は、増上寺第4世大蓮社乗誉上人竟阿高山和尚(延徳元年1489年寂)を開山として永正3年(1506)に創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による林松寺の縁起
(花又村)林松寺
實性寺の末なり、堤根山實相院と號す、本尊弥陀を安ず(新編武蔵風土記稿より)
「ブックレット足立風土記花畑地区」による林松寺の縁起
林松寺(花畑1丁目4)
浄土宗のお寺で、堤根山薬師院林松寺と号する。開山は、増上寺第四世の大蓮社乗誉上人竟阿高山和尚と伝えられています。乗誉上人は、1489(延徳元)年5月15日に示寂したといいますが、当寺開山年は、1506(永正3)年とされています。本尊は阿弥陀如来像で、寺宝として、眼病に効験があるとして、信仰を集めている薬師如来像があります。境内には、1666(寛文6)年に、鷲宿や嘉兵衛新田、大谷田、草加町の606人によって建立された笠塔婆などがあります。(「ブックレット足立風土記花畑地区」より)
足立区仏教会資料による林松寺の縁起
林松寺は、いまから約500年前に創建された。芝・増上寺第4世大蓮社乗誉上人竟阿高山和尚(延徳元年、1489年5月15日没)は日夜念仏三昧にて、この所に精舎を結び念仏した。林松寺周辺が堤根と呼ばれているのは、乗誉上人が「ここに堤あり故に堤根山とす。境内に松の大樹多く故に林松寺と名付く」と延べたといわれている。
寺宝として薬師如来像があり、眼病に効験あるといわれ、参拝する人が多い。
むかし花畑を通っていた旧流山道のわきに、村人が、村民の安泰と五穀豊穣を祈願し庚申塔を建て、庚申の日や、ときおりお参りをしては、いろいろな願い事をしてきたが、戦後の区画整理により林松寺境内に移されており、現在もお参りする人が絶えない。
足立風土記資料寺院明細による林松寺の縁起
本寺同県管下同国同郡同村実性寺、東京府管轄武蔵国足立郡花又村 堤根山林松寺
干支不詳、開基不詳。
第24世住職栄瑞、壬申61歳。埼玉県管轄武蔵国葛飾郡下赤岩村農榎元久次郎次男、弘化2年4月13日同県下同国埼玉郡於増林寺得度、以後東京増上寺ニ修学、慶応2年2月6日住職、以上一人。
境内、6畝16歩。檀家12軒。(足立風土記資料寺院明細より)
林松寺の周辺図