東向山大運寺|文京区本駒込にある浄土宗寺院
大運寺の概要
浄土宗寺院の大運寺は、東向山称名院と号します。大運寺は、順蓮社願誉上人真阿岌故随佛和尚が開山、駒込本村の百姓弥平太(清水氏)が開基となり、寛永4年(1627)創建したといいます。
山号 | 東向山 |
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院号 | 称名院 |
寺号 | 大運寺 |
住所 | 文京区本駒込2-18-12 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 上野王子駒込辺三十三ヶ所観音霊場 |
大運寺の縁起
大運寺は、順蓮社願誉上人真阿岌故随佛和尚が開山、駒込本村の百姓弥平太(清水氏)が開基となり、寛永4年(1627)創建したといいます。
「本郷區史」による大運寺の縁起
駒込富士前町に在り、淺草幡随院末、東向山稱名院と號す、寛永四年駒込村天澤寺領百姓地内の借地に開創、開基は駒込本村の農民彌平太(清水氏)開山は願譽随佛である。(「本郷區史」より)
東京名所図会による大運寺の縁起
同(駒込富士前町)八十四番地にあり、東向山と號す、浄土宗浅草幡随院末なり、僧願譽を開山とす。(東京名所図会より)
御府内寺社備考による大運寺の縁起
浅草幡随院末 駒込不唱小名 東向山称名院大運寺、境内192坪余麟祥院領古蹟年貢地外ニ283坪余借地古蹟
当寺起立ノ儀ハ寛永4卯年天澤寺(麟祥院)領百姓地被借地造立仕候。
開山順蓮社願誉上人真阿岌故随佛和尚慶安3寅年8月23日寂。
開基駒込本村弥平太
本堂、間口京間4間奥行6間余。本尊阿弥陀如来、木立像丈1尺7寸。ニ菩薩、各座像丈9寸。善導大師円光大師坐像、各丈2尺1寸。阿弥陀如来、坐像丈1尺1寸。地蔵尊、立像丈2尺1寸。舎利塔。
観音堂、2間ニ9尺。観世音、木立像丈1尺5寸、恵心僧都作。西方2番紀伊国三井乃写。
以上丙戌書上。(御府内寺社備考より)
大運寺の周辺図
参考資料
- 「小石川區史」
- 東京名所図会
- 御府内寺社備考