慈雲山徳源院|文京区本駒込にある臨済宗妙心寺派寺院
徳源院の概要
臨済宗妙心寺派寺院の徳源院は、慈雲山と号します。徳源院は、海禅寺を開山した勅徳賜無礙浄光禅師大和尚(寛永10年寂)が開山となり、寛永7年(1630)湯島に創建、天和2年(1682)当地へ移転したといいます。
山号 | 慈雲山 |
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院号 | 徳源院 |
寺号 | - |
住所 | 文京区本駒込3-7-14 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
徳源院の縁起
徳源院は、海禅寺を開山した勅特賜無礙浄光禅師大和尚(寛永10年寂)が開山となり、寛永7年(1630)湯島に創建、天和2年当地へ移転したといいます。
「本郷區史」による徳源院の縁起
徳源院
駒込淺嘉町に在り、淺草海禅寺末で慈雲山と號す。寛永七年海禅寺開山覺印の徒弟榮叔の湯島大根畑に開く處であるが、天和大火後現地に移轉した。當時此地は下駒込村で湯島麟祥院領であつた。(「本郷區史」より)
東京名所図会による徳源院の縁起
徳源院
同(駒込浅嘉町)八十六番地にあり、慈雲山と號す、禅宗海禅寺末、僧覺卯(無疑浄光禅師)を開山とす。(東京名所図会より)
御府内寺社備考による徳源院の縁起
京都妙心寺末 下駒込不唱小名
慈雲山徳源壽院、境内湯島麟祥院領古跡年貢地千二百五十一坪
寛永七庚午年湯島大根畑ニ而起立其後天和二亥年閏五月当所江引移り申候。
開山勅特賜無礙浄光禅師大和尚寛永十癸酉十二月五日示寂。
開基徳源院殿心安道鐵居士正保三戊七月二日卒右者大草主膳殿臣大石徳庵
本堂間口七間一尺奥行六間五尺。
本尊釈迦如来長ヶ一尺三寸座像木佛。両脇立、文殊、普賢、各丈五寸。
殿鐘。差渡一尺二寸享保五子五月六世宝雲和尚代。
鎮守社、面五尺三寸奥行六尺。稲荷丈五寸木佛座像。金毘羅丈三寸立像元禄八亥年六世牢雲和尚建立。秋葉山丈三寸木佛立像。(御府内寺社備考より)
徳源院所蔵の文化財
- 日限地蔵
日限地蔵
当院にまつられている「日限地蔵尊」は、寺伝によると寛政五年(一七九三)に、近くの「動坂」に建立されたものである。以来「動坂の日限り地蔵」として崇敬されてきた。
願いごとを日を限って祈願すれば、不思議と満願の日に先立ち霊験あらたかなることより「日限地蔵」といわれてきた。
昭和六十年(一九八五)に動坂より当院に移された。(文京区教育委員会掲示より)
徳源院の周辺図
参考資料
- 「本郷區史」
- 東京名所図会
- >御府内寺社備考