海徳山仁守寺|千葉市中央区仁戸名町にある曹洞宗寺院
仁守寺の概要
曹洞宗寺院の仁守寺は、海徳山と号します。仁守寺の創建年代等は不詳ながら、「郷土史(第16区郷土編集員会)」によると、本尊様の下から発見された永徳元年(1381)銘の板碑や、多数の宝篋印塔、当寺過去帳に千葉氏の仁と徳を称える文言などから、室町時代初期には既に創建されたものと推定されています。その後洞雲慶岫大和尚が、享徳元年(1452)曹洞宗寺院に改めて開山したといいます。当寺本尊の木造釈迦如来坐像は、南北朝時代(14世紀)の作とされ、千葉市有形文化財に指定されています。
山号 | 海徳山 |
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院号 | - |
寺号 | 仁守寺 |
住所 | 千葉市中央区仁戸名町194 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
仁守寺の縁起
仁守寺の創建年代等は不詳ながら、「郷土史(第16区郷土編集員会)」によると、本尊様の下から発見された永徳元年(1381)銘の板碑や、多数の宝篋印塔、当寺過去帳に千葉氏の仁と徳を称える文言などから、室町時代初期には既に創建されたものと推定されています。その後洞雲慶岫大和尚が、享徳元年(1452)曹洞宗寺院に改めて開山したといいます。
「千葉縣千葉郡誌」による仁守寺の縁起
該当記載なし(「千葉縣千葉郡誌」より)
仁守寺所蔵の文化財
- 木造釈迦如来坐像
木造釈迦如来坐像
この仏像は曹洞宗仁守寺の本尊として本堂内に安置されています。総高71cmを測る南北朝時代(14世紀)の菩薩形釈迦如来像です。この様式の仏像は13世紀後半頃鎌倉にうまれ、14・15世紀に関東を中心に広まりました。丈の長い法衣が坐像の膝下まで垂れ下がった形に特徴があります。その起源は中国からもたらされた仏画の影響を受けたものといわれています。この像も丈の高い垂髻に宝冠を着け、通肩状に両肩に纏った法衣の両袖部が台座両側に垂下がる様式の特徴を備えています。
構造は檜材を用いた寄木造りで、頭部に玉眼を嵌入し、像の肉身部は漆箔仕上げとなっています。(千葉市教育委員会掲示より)
仁守寺の周辺図