御瀧山金藏寺|瀧不動、吉橋大師八十八所霊場
金藏寺の概要
船橋市金杉にある真言宗豊山派寺院の金藏寺は、御瀧山と号します。金藏寺の創建年代等は不詳ながら、旧金蔵寺が別当を勤める不動堂として奉安され、享保年間(1716-1736)には近郷では”瀧不動”と称されて著名でした。明治時代半ばに旧金蔵寺が当地へ移転し、御瀧山金蔵寺と称しています。吉橋大師八十八所霊場37番です。また、金蔵寺旧地には吉橋大師八十八所霊場58番、下総四郡八十八所霊場58番の大師堂が残されています。
山号 | 御瀧山 |
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院号 | - |
寺号 | 金藏寺 |
住所 | 船橋市金杉6-25-1 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
金藏寺の縁起
金藏寺の創建年代等は不詳ながら、旧金蔵寺が別当を勤める不動堂として奉安され、享保年間(1716-1736)には近郷では瀧不動と称されて著名でした。明治時代半ばに旧金蔵寺が当地へ移転し、御瀧山金蔵寺と称しています。
「船橋市史」による金藏寺の縁起
(金杉村)
不動堂
字滝にあり、享保七年の「小金 中野牧 壱本椚牧 下野牧 図」に「此所滝ノ不動ト云」とある。寛延二年(一七四九)に著された『葛飾記』には、「金杉辺にあり。是も名高き不動尊なり」とある。この堂は船橋市域の祈祷霊場として最も繁盛した場所であった。(「船橋市史」より)
「東葛飾郡誌」による金藏寺の縁起
瀧不動
八榮村南金杉にあり、慈覺大師作の不動明王を安置す、堂宇広壮近郷稀に見る處なり、瀧あり麗水大旱に涸れず滔々丈餘の高きより落る、瀧壺は石を畳み蘇苔滑かに、古木鬱蒼として天を掩ひ頗る幽玄の趣あり、靈感自ら身に迫るを覺ゆ、瀧不動の名蓋し此に起る。(「東葛飾郡誌」より)
金藏寺の周辺図
参考資料
- 「船橋市史」
- 「東葛飾郡誌」