昌誾山高根寺|高城山城守開創、吉橋大師八十八所霊場
高根寺の概要
船橋市高根町にある曹洞宗寺院の高根寺は、昌誾山と号します。高根寺は、小金城主高城下野守の一族高城山城守が、その妻の菩提を弔うため弘治元年(1555年)に創建したといいます。吉橋大師八十八所霊場79番です。
山号 | 昌誾山 |
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院号 | - |
寺号 | 高根寺 |
本尊 | 聖観世音菩薩像 |
住所 | 船橋市高根町1525-1 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
高根寺の縁起
高根寺は、小金城主高城下野守の一族高城山城守が、その妻の菩提を弔うため弘治元年(1555年)に創建したといいます。
「船橋市史」による高根寺の縁起
(高根村)
高根寺
曹洞宗。和中山と号する。本尊は十一面観音。延宝五年の水帳によれば年貢地の水田を二反五畝余所有していたが、畑と寺敷地については史料が知られておらず未詳である。本末関係は『県寺明細』に「本寺広徳寺末」とある。この広徳寺は中金杉村(松戸市)にあり、戦国時代の小金城主高城氏の菩提寺で、高根城主は高城氏の支族とする伝承に符号している。(「船橋市史」より)
「千葉縣東葛飾郡誌」による高根寺の縁起
(城址)
高根城址
(中略)傳へ云ふ、是れ小金城主高城下野守の一族高城山城守の據りしところと、而して其高根寺が一度祝融の災に遭ひ舊記を存せざれども口碑に依れば弘治元年山城守が其室の爲め創立せしところに徴し、又小金城の盛衰より推すれば本城に高城氏の據りしは天文弘治以後天正十八年迄の間なりしを知るべし。(「千葉縣東葛飾郡誌」より)
高根寺の周辺図
参考資料
- 「船橋市史」
- 「千葉縣東葛飾郡誌」