神代神社|三代実録所載の国史現在社
神代神社の概要
神代神社は、市原市神代にある神社です。神代神社は、景行天皇40年(114)日本武尊が東征に際して社殿を創建したと『三代実録』に記載され、貞観10年(868)には正六位上から従五位下へ、元慶元年(877)には従五位上へ神階を授けられた古社です。明治維新後の社格制定に際し、明治4年郷社に列格していました。
社号 | 神代神社 |
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祭神 | 天照大日孁尊、面足尊 |
相殿 | - |
境内社 | - |
祭日 | 例祭日10月15日 |
住所 | 市原市神代265 |
備考 | 旧郷社、国史現在社 |
神代神社の由緒
神代神社は、景行天皇40年(114)日本武尊が東征に際して社殿を創建したと『三代実録』に記載され、貞観10年(868)には正六位上から従五位下へ、元慶元年(877)には従五位上へ神階を授けられた古社です。明治維新後の社格制定に際し、明治4年郷社に列格していました。
「市原市史」による神代神社の由緒
神代神社(神代)
国史現在社、元慶元年(八七七)五月十七日従五位上となる。日本武尊東征の時始めて祀ると伝えられる。(「市原市史」より)
「稿本千葉縣誌」による神代神社の由緒
同郡海上村大字神代字宮ノ越にあり、境内二百九十五坪にして祭神は大日孁尊、相殿に保食神を祭る。傳へ云ふ、日本武尊東征の時親祭し給ふ所なりと。三代實録に貞観十年九月十七日正六位上神代神に從五位下を授け、元慶元年五月十七日從五位上を授くとあり。(「稿本千葉縣誌」より)
「千葉県神社名鑑」による神代神社の由緒
景行天皇の四〇年創祀。神階従五位上。明治四年一一月二九日郷社に列格。『三代実録』巻十五に「景行天皇四〇年(一一四)皇子小碓王(日本武尊)東夷を征つため相模国より海を渡り上総国に至りし時、国土開かれず蒼生(万民)聊も生れず、皇子之を深く憂え仍て村長に命じ社殿を創建し日神を鎮め奉る。此に於て土民之を敬い畏み以て妖邪を攘く。是に於て神徳世間に暉き其後朝廷より屡御位を賜わる」と記されている。貞観一〇年(八六八)九月一七日上総国正六位上神代神授従五位下(類聚国史所蔵又同位書巻三十)。元慶元年(八七七)閏二月二六日上総国正六位神代神従五位下を授けられる(同書巻三十一)。同年五月一七日上総国従五井下勲五等神代神従五位上を授けられる。(「千葉県神社名鑑」より)
神代神社の周辺図
参考資料
- 「千葉県神社名鑑」
- 「市原市史」
- 「市原郡誌」
- 「稿本千葉縣誌」