加茂神社|高瀧神社にまつわる伝承
加茂神社の概要
加茂神社は、市原市加茂にある神社です。加茂神社の創建年代等は不詳ながら、社伝では承安2年(1172)に高瀧神社へ賀茂別雷神を分祀したと伝えており、一説では賀茂別雷神を祭神とする高瀧神社を勧請して承安2年(1172)に創建したのではないかともいいます。明治維新後の社格制定に際して村社に列格していました。
社号 | 加茂神社 |
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祭神 | 賀茂別雷神 |
相殿 | - |
境内社 | 道祖神社・八幡神社・子安神社 |
例祭日 | 11月3日 |
住所 | 市原市加茂2-5-2 |
備考 | 旧村社 |
加茂神社の由緒
加茂神社の創建年代等は不詳ながら、社伝では承安2年(1172)に高瀧神社へ賀茂別雷神を分祀したと伝えており、一説では賀茂別雷神を祭神とする高瀧神社を勧請して承安2年(1172)に創建したのではないかともいいます。明治維新後の社格制定に際して村社に列格していました。
「市原市史」による加茂神社の由緒
加茂神社(加茂)
山城国加茂の別雷神を分祀する。高滝神社と縁があるやに伝えられているが確かなるすべがない。現社殿・鳥居・灯篭・手水石・狛犬等昭和五十七年(一九八二)再建している。(「市原市史」より)
「市原郡誌」による加茂神社の由緒
加茂神社
本村加茂にありて別雷神を祭る、昔は舊暦九月九日なり、祭日を太陽暦十月十七日と改む、社傳に曰ふ山城國愛宕郡に座す、官幣大社加茂の別雷神社の分靈を遷祀す、承安二年中(皇紀一八三二年)に本郡高瀧神社へ尚ほ分祭すと云へり(市原村誌)。〇(房總志料續編に云)市原郡に加茂村といふ有、五井・能満などいふ地に接せり、彼土に加茂神社あり、土人の説に同郡高瀧村加茂神社は此地より遷座すと、按三代實録に上總國高瀧神授從五位下といふ事見ゆ、是即ち高瀧村加茂神社の事也、又砂石集を閲するに北條氏の頃上總國高瀧の庄官の物語の載るを見れば高瀧地名最古たり、かくなれば高瀧の加茂神社を却て五位・能満に接せる加茂村に移せる様也。境内は加茂區の東南部山林中の小高き所にあり、眺望宜しく樹林は悉く松なれども老木なきを遺憾とす、建物としては社殿一宇あるのみ(市原村誌)。(「市原郡誌」より)
「千葉県神社名鑑」による加茂神社の由緒
由緒不詳。昭和五七年一一月本殿・拝殿、附属設備等を改築す。また植樹等も行なった(「千葉県神社名鑑」より)
加茂神社の周辺図
参考資料
- 「千葉県神社名鑑」
- 「市原市史」
- 「市原郡誌」