小沢諏訪神社|いすみ市小沢の神社
小沢諏訪神社の概要
小沢諏訪神社は、いすみ市小沢にある神社です。小沢諏訪神社は、日本武尊の東征に際して建御名方神を勧請したと伝えられ、弘安2年(1279)に加茂神社、春日神社を中腹に祀ったといいます。また一方、正三位中納言右近衛大将藤原兼貞卿が台風に遭い岩船浦(釣師海岸)に上陸、七五柱の神々を各地に祀った社の一社との故事も残されています。
社号 | 諏訪神社 |
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祭神 | 建御名方神 |
相殿 | - |
境内社 | 八坂神社 |
住所 | 千葉県いすみ市小沢2673 |
祭日 | 例大祭9月23・24日 |
備考 | - |
小沢諏訪神社の由緒
小沢諏訪神社は、日本武尊の東征に際して建御名方神を勧請したと伝えられ、弘安2年(1279)に加茂神社、春日神社を中腹に祀ったといいます。また一方、正三位中納言右近衛大将藤原兼貞卿が台風に遭い岩船浦(釣師海岸)に上陸、七五柱の神々を各地に祀った社の一社との故事も残されています。
「千葉県神社名鑑」による小沢諏訪神社の由緒
日本武尊が東征の居り、当国平定を祈って上総国小沢村鴨山に、建御名方神を祀り、次いで弘安二年八月鴨山中腹に加茂、春日の境内神社を祀り三社とした。さらに時の正三位中納言右近衛の大将藤原兼貞卿一行が本土に還る途次、大暴風雨に遭って危かった時、一同は一心に七五柱の神々を念ぜられたところ、神霊によりさしもの暴風雨もおさまった。上陸後岩船・小沢・小池・大寺にそれぞれ七五柱の神々を祀り、以来今日に至るまで五穀豊穣・海上安全・業務繁栄の鎮守様として尊崇される。(「千葉県神社名鑑」より)
「大原町史」による小沢諏訪神社の由緒
諏訪神社(小沢区)
小沢区の鎮守で、日本武尊が東征の折、東国平定を祈って現在地の裏手、鴨山に建御名方命を祀り、次で弘安二年鴨山中腹に加茂・春日の両社を祭り三社とした。のちこの三社が統合され諏訪神社となった。
当社は次項の岩船八幡神社に伝わる岩船浦上陸の七十五座と同じ故事を有しており、祭典日には七十五謄献饌の儀が行われている。また同時に三番叟の舞い等(亙女・神楽等祭典主導の年番集落により異る)が奉納され、伝統的行事となっている。(「大原町史」より)
小沢諏訪神社の周辺図
参考資料
- 「千葉県神社名鑑」
- 「大原町史」