五條谷不動堂|福満寺の飛地境内
五條谷不動堂の概要
天台宗寺院の五條谷不動堂は、福満寺の飛地境内です。五條谷不動堂は、五條谷稲荷神社と同じ元和6年(1620)の創建とされ、かつては天台宗不動庵として独立した寺院だったといいます。明治初年に官地とされたものの、明治14年に福満寺に払い下げられ、福満寺の飛地境内となっています。東葛印旛大師八十八ヶ所霊場36・57番が不動堂に、不動尊は集会所内に安置されているそうです。
山号 | 教永山 |
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院号 | 積善院 |
寺号 | 福満寺 |
住所 | 千葉県柏市五條谷63 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
五條谷不動堂の縁起
五條谷不動堂は、五條谷稲荷神社と同じ元和6年(1620)の創建とされ、かつては天台宗不動庵として独立した寺院だったといいます。明治初年に官地とされたものの、明治14年に福満寺に払い下げられ、福満寺の飛地境内となっています。
「沼南町史」による五條谷不動堂の縁起
不動堂(五条谷字新堀63)
五条谷地区の鎮守、稲荷神社の背後にあり、当地区の壇徒が維持している。かつては天台宗不動庵として独立していたが、明治初年に官地とされ、同十四(一八八一)年一月二十四日付で境内地が福満寺に払い下げられた。稲荷神社と同じ元和六(一六二〇)年の創立とされる。旧堂宇(四間半×五間、茅葺)は昭和四十八年に地区の青年館(八間×四間半)に改築されたが、内部には両脇侍を伴う不動明王の長身古像が安置されている。境内には大師堂(三六番と五七番の合祀)や多くの石塔が存する。(「沼南町史」より)
五條谷不動堂の周辺図
参考資料
- 「沼南町史」
- 「千葉縣東葛飾郡誌」