龍泉院不動堂|タニシ不動
龍泉院不動堂の概要
曹洞宗寺院の龍泉院不動堂は、天徳山龍泉院の境外堂宇です。龍泉院不動堂は、新潟県菅谷山不動尊を勧請して明治12年に創建、”タニシ不動”と称され、当地にかつて湧出した霊水が眼病治癒に効験があり、参詣者が絶えなかったといいます。県道が開かれた際に湧水が涸れ、参詣者は絶えてしまったものの、不動堂は平成10年再建されています。近年まで東葛印旛大師八十八ヶ所霊場31番が奉安されていたそうです。
山号 | 天徳山 |
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院号 | 龍泉院 |
寺号 | - |
住所 | 千葉県柏市泉 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
龍泉院不動堂の縁起
龍泉院不動堂は、新潟県菅谷山不動尊を勧請して明治12年に創建、”タニシ不動”と称され、当地にかつて湧出した霊水が眼病治癒に効験があり、参詣者が絶えなかったといいます。県道が開かれた際に湧水が涸れ、参詣者は絶えてしまったものの、不動堂は平成10年再建されています。
境内石碑による龍泉院不動堂の縁起
不動堂再建記
龍泉院菅谷不動堂是明治拾弐年創建勧請越後菅谷山往古此湧出清水霊験眼疾参詣多為盛筵雖然県道開通霊水枯渇境内衰微堂宇破損矣因泉区吉祥院資改築堂宇無魔円輪奐些備法律至極也平成壱年弐月落慶此記梗概欲遺後代(境内石碑より)
「沼南町史」による龍泉院不動堂の縁起
境外地として、県道の向かい側に不動堂(字下タ田二七五)がある。堂宇は明治十二(一八七九)年六月、第二十七世浄心代の造営で、新潟県菅谷山不動尊の分座である。通称”タニシ不動”と呼ばれ、境内に湧く霊水が眼病の治癒に霊験あり、参詣人も多く昭和初期までは大いに栄えた。しかし、県道が開通して清水が埋め立てられるに及び、衰退した。(「沼南町史」より)
龍泉院不動堂の周辺図
参考資料
- 「沼南町史」
- 「千葉縣東葛飾郡誌」