親縁山来迎寺|松戸市松戸にある浄土宗寺院
来迎寺の概要
浄土宗寺院の来迎寺は、親縁山と号します。来迎寺は、慶長14年(1609)に創建、廓譽寶山上人が開山したといいます。
山号 | 親縁山 |
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院号 | - |
寺号 | 来迎寺 |
住所 | 松戸市松戸2175 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
来迎寺の縁起
来迎寺は、慶長14年(1609)に創建、廓譽寶山上人が開山したといいます。
「松戸のお寺」による来迎寺の縁起
浄土宗親縁山来迎寺
当山は慶長十四年(一六〇九)に創建された浄土宗の寺院です。
小金東漸寺第八世、霊譽圓應上人より附法された廓譽寶山上人によって当地に開山されました。
堂内には阿弥陀如来を本尊とする弥陀三尊や「子育て呑龍」として名高い呑龍上人像が祀られています。また境内正面には、檀徒に守られ、廃仏毀釈で破却されずに残った六角石灯籠型の珍しい六地蔵(六角地蔵)が安置されています。
その昔、この地は江戸川水運の要所として栄えました。当地には本河岸(平潟河岸)があり、江戸日本橋へ入る物資輸送の拠点として、廻船問屋や船宿が建ち並び大いに賑わっていたそうです。当山の斜向いには河川鎮守の水神宮が祀られています。お寺とお宮が、斜に構える大変珍しい配置になっています。
この地で300年以上にわたり守り継がれた旧本堂は、老朽化と平成23年の東日本大震災で甚大な被害を受けたため修理保存を断念しました。「子孫が安心してお参りできる菩提寺へ」という檀越の願いを込めて、平成26年5月に平成の木造寺院建築として本堂の再建復興が成し遂げられました。(「松戸のお寺」より)
「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」による来迎寺の縁起
来迎寺
松戸町字平潟ニアリ。浄土宗鎮西派ニシテ、小金町東漸寺ノ末寺ナリ。親緑山ト号シ阿弥陀如来ヲ本尊トス。慶長十四年十誉茂山上人ノ開基ニシテ現住職ハ伊東芳伝氏ナリ。堂宇間口四間・奥行四間半境内百九十二坪アリ。堂内ニ呑竜上人ノ霊像ヲ安置ス。礼拝者頗ル多シ。境内ニ仏堂一宇アリ。(「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」より)
来迎寺の周辺図
参考資料
- 「松戸のお寺」
- 「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」