西栄寺|流山市桐ケ谷にある真言宗豊山派寺院

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桐谷山西栄寺|西圓寺と西福寺とが合併

西栄寺の概要

真言宗豊山派寺院の西栄寺は、桐谷山無量壽院と号します。西栄寺は、永正12年(1515)に開山、西圓寺と号し、江戸期には江戸幕府より寺領5石の御朱印状を受領、近隣に数多くの末寺を擁していました。昭和28年に下花輪西福寺と合併し、西栄寺と改号しています。流山七福神の福禄寿、下総三十三ヶ所観音霊場20、17(旧浄栄寺)番、江戸川八十八ヶ所霊場17(旧西福寺)・22・30(旧浄栄寺)番です。

西栄寺
西栄寺の概要
山号 桐谷山
院号 無量壽院
寺号 西栄寺
住所 流山市桐ケ谷230
宗派 真言宗豊山派
葬儀・墓地 -
備考 -



西栄寺の縁起

西栄寺は、永正12年(1515)に開山、西圓寺と号し、江戸期には江戸幕府より寺領5石の御朱印状を受領し、近隣に数多くの末寺を擁していました。昭和28年に下花輪西福寺と合併し、西栄寺と改号しています。

「千葉縣東葛飾郡誌」による西栄寺の縁起

桐ケ谷に西圓寺(新義真言宗豊山派)(桐ケ谷山と號す、徳川時代には将軍より寺領五石の朱印ありしと)(「千葉縣東葛飾郡誌」より)


西栄寺所蔵の文化財

  • 観音菩薩立像(流山市指定有形文化財)
  • 阿弥陀如来坐像(流山市指定有形文化財)

観音菩薩立像

等身大の立像で、ヒノキ材の寄木造である。もとは下花輪にあった旧西福寺境内の観音堂に安置され、「琵琶首観音」とよばれている。髻の差し込み部の墨書から天文八年(一五三九)につくられたことが知られる。(流山市教育委員会掲示より)

阿弥陀如来坐像

旧西円寺(現西栄寺)の本尊で、珍しく桐材でつくられている。像内の墨書銘から、天正十二年(一五八四)以前に造られたものと推定され、ゆったりした体つきや衣紋の流れに室町時代末の傾向がうかがえる。
絹本著色釈迦十六善神像附外箱及び版本大般若経
釈迦十六善神像は、釈迦如来を本尊とし諸菩薩と大般若経を守護する十六善神を描いたものである。桐製の外箱には、宝暦七年(一七五七)に描かれ、野馬奉行綿貫宇右衛門が寄進したと記されている。多くの檀信徒から寄進された約六〇〇巻もの版本大般若経とともに保管されており、共に貴重な資料である。(流山市教育委員会掲示より)

西栄寺の周辺図