前原地蔵堂|吉橋大師八十八所霊場
前原地蔵堂の概要
習志野市谷津にある真言宗豊山派寺院の前原地蔵堂は、西福寺の境外仏堂です。前原地蔵堂は、当地原田氏の先祖が安政年間(1854-1860)に、西福寺に土地を寄進し地蔵尊を奉安、原田氏の屋号から徳兵衛地蔵と称していたといいます。その後篤信家文左衛門宅で奉安していた大師像を併置、この大師像は明治初年頃より吉橋大師八十八所霊場83番となっています。
山号 | 船橋山 |
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院号 | - |
寺号 | 西福寺 |
住所 | 習志野市谷津6-21 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
前原地蔵堂の縁起
前原地蔵堂は、当地原田氏の先祖が安政年間(1854-1860)に、西福寺に土地を寄進し地蔵尊を奉安、原田氏の屋号から徳兵衛地蔵と称していたといいます。その後篤信家文左衛門宅で奉安していた大師像を併置、この大師像は明治初年頃より吉橋大師八十八所霊場83番となっています。西福寺の境外仏堂です。
境内石碑による前原地蔵堂の縁起
由緒沿革
古老の言に依れば本尊石佛地蔵尊は安政年間に鎮座流行せしため、原田氏先代(今より七代位前)が土地を寄進し特に西福寺住職に請い、住職亦その願いを容れ、自ら祀十萬遍を誦して奉安せしものにて、靈驗あらたかな徳兵衛地蔵と俗稱す。徳兵衛は隣地原田氏の屋號なり。
大師像は篤信家文左衛門宅にありしものを詣するものの不便を考えて此處に奉遷せるものなり、
明治初年迄は堂宇なきも地元信者により建立せらる原田家との境界に目通り丈余の椎の樹あり、當初植えたものと傳えらる
堂内に板碑あり、(中略)
當初敷地二十八坪ありしが国鉄道路新設により賣却三十五平方米(約十一坪)となる。現在西福寺境外佛堂にて昭和四十三年三月新築、仝年五月地主信者と共に落慶供養を奉修す。
昭和四十二年五月二十四日 船橋山西福寺住職(境内石碑より)
前原地蔵堂の周辺図