上志津八幡神社|佐倉市上志津の神社
上志津八幡神社の概要
上志津八幡神社は、佐倉市上志津にある神社です。上志津八幡神社は、寛永3年(1626)に創建、明治維新後の社格制定に際し村社に列格していました。境内社叢は、天御中主神社と共に佐倉市市民文化資産となっています。
社号 | 八幡神社 |
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祭神 | 品田和氣命 |
相殿 | - |
境内社 | 足尾山大権現 |
例祭日 | 9月15日 |
住所 | 佐倉市上志津1545 |
備考 | - |
上志津八幡神社の由緒
上志津八幡神社は、寛永3年(1626)に創建、明治維新後の社格制定に際し村社に列格していました。
境内掲示による上志津八幡神社の由緒
八幡神社
応神天皇が祭神である八幡神社は、宇佐神宮(大分県宇佐市)を総本社とし、「八幡」を称する神社は全国に約四万社あります。
古くから「八幡さま」という愛称で親しまれ、現在も厄除・病気平癒・家運隆盛・成功勝利などのご利益があるといわれています。
上志津の八幡神社社殿の屋根は茅葺で、壁面は、神話を題材とした見事な彫刻があり、それぞれ作成時には彩色が施されていたようです。正面の彫刻では、母である神功皇后と重臣の武内宿禰が生まれたばかりの応神天皇を愛おしむ姿を見ることができます。また、裏側の壁面では天照大神が岩戸に隠れ、世界が真っ暗になってしまったという「天の岩戸開き」の場面を見ることができます。
境内では、毎年九月十五日に例大祭が開かれるなど、地域の行事が年々受け継がれており、地域活動の拠点としても重要な役割を担っています。(境内掲示より)
「千葉県神社名鑑」による上志津八幡神社の由緒
由緒に関する記載なし(「千葉県神社名鑑」より)
「印旛郡誌」による上志津八幡神社の由緒
村社八幡大神
志津區字西野にあり應神天皇を祭る寛永丙戊年十一月十五日創立棟札有之祭典は毎年八月十五日之を行ふ社殿間口四間半奥行二間境内四百五坪(民有地第二種)あり氏子五十八人を有し山本吉蔵社務を司る管轄廳まで三里二十一町あり境内神社一社あり即
一、足尾神社 伊弉冊命伊弉諾命を祭る由緒不詳建物間口二尺奥行二尺なり(神社明細帳)(「印旛郡誌」より)
上志津八幡神社所蔵の文化財
- 上志津の神社と社叢(八幡神社・天御中主神社)(佐倉市市民文化資産)
上志津の神社と社叢(八幡神社・天御中主神社)
上志津の八幡神社・天御中主神社は、古くからの信仰を伝えるとともに、現代にあっては大切な緑地ともなっています。見事な彫刻が施された本殿は、いずれも覆屋が掛けられ、地元の方により大切に守られていることがうかがえます。
氏子により整備が進められた境内では、御歩射(弓を射た結果で一年の豊凶を占う正月の神事)など地域の伝統的行事が営まれ、賑わいを見せます。また、近隣の学校から小中学生が受領の一環として散策に訪れるなど、老若男女に親しまれています。
ふたつの神社とその森は、地域住民の憩いの場としても現代に生きる、貴重な生活文化資産です。(佐倉市教育委員会掲示より)
上志津八幡神社の周辺図
参考資料
- 千葉県神社名鑑
- 「印旛郡誌」