成田道道標と常夜燈。佐倉市井野にある旧跡・名所
成田道道標と常夜燈の概要
成田道道標と常夜燈は、佐倉市井野にある名所旧跡です。成田道道標と常夜燈は、成田街道に建てられた常夜燈と、三基の石造道標です。常夜燈は、加賀清水の水で茶を振る舞っていた茶屋「林屋」のあった当地に文政10年(1827)建立されたものだといいます。三基の石造道標は、当地の西側道路角に建てられていたものを移設したもので、成田山新勝寺に参拝する旅人のために設置され、向かって右側の大きな道標は、七代目市川団十郎が天保2年(1831)に設置したそうです。
旧跡・名所名 | 成田道道標と常夜燈 |
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みどころ | 史跡 |
入場時間 | - |
入場料 | - |
住所 | 佐倉市井野1434 |
備考 | - |
成田道道標と常夜燈の縁起
成田道道標と常夜燈は、成田街道に建てられた常夜燈と、三基の石造道標です。常夜燈は、加賀清水の水で茶を振る舞っていた茶屋「林屋」のあった当地に文政10年(1827)建立されたものだといいます。三基の石造道標は、当地の西側道路角に建てられていたものを移設したもので、成田山新勝寺に参拝する旅人のために設置され、向かって右側の大きな道標は、七代目市川団十郎が天保2年(1831)に設置したそうです。
境内掲示による成田道道標と常夜燈について
これらの石塔群は、成田山新勝寺に参拝する旅人のために建てられたもので、向かって右側の道標は、歌舞伎の名優である七代目市川団十郎が、天保二年(一八三一)に建立し、ここから北一五〇メートルに所在する加賀清水を「天はちち 地はかかさまの清水かな」と詠んだ句と成田山への信心が記されています。
中央の道標は、明治二十七年に信集講社の岩田長兵衛が建てたもので、成田街道沿いに五基確認されています。
左側の道標は江戸の豪商・古帳庵夫妻が天保十一年(一八四〇)に大和田原(現・八千代市)の情景を詠んだ自作の句を刻んで建てられました。三基の道標は、当初は現在の場所から西側の道路角にあったものを移設しました。
中央奥の常夜燈は、文政十年(一八二七)に加賀清水の水を汲み、茶を振る舞って繁盛していた林屋の前に建てられ、今も当時と同じ場所にあります。林屋は、『三峰山道中記図絵』(明治四年)に描かれ、「御贔屓の恵も厚きはやしやと人にたてられ石の燈籠」と詠まれており、当時の賑わいがうかがえます。(佐倉市教育委員会掲示より)
成田道道標と常夜燈の周辺図