成田山新勝寺|真言宗智山派大本山、平将門調伏のために開山
成田山新勝寺の概要
真言宗智山派寺院の新勝寺は、成田山と号し、真言宗智山派の大本山です。成田山新勝寺は、平将門の乱に際して、朝廷が寛朝大僧正に調伏を命じたことから、天慶2年(939)寛朝大僧正が、弘法大師作の不動明王像を奉安して開山したといいます。関東三十六不動の結願札所、成田組十善講八十八所霊場36番です。
山号 | 成田山 |
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院号 | - |
寺号 | 新勝寺 |
住所 | 成田市成田1 |
宗派 | 真言宗智山派 |
縁日 | 祇園会7月7・8・9日に近い金曜日~日曜日、施餓鬼大法会8月16日 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 関東三十六不動の結願札所 |
- 新勝寺惣門
- 新勝寺仁王門
- 新勝寺大本堂
- 新勝寺三重塔
- 新勝寺聖徳太子堂
- 新勝寺光明堂
- 新勝寺鐘楼と一切経蔵
- 新勝寺奥之院
- 新勝寺開山堂
- 新勝寺雄飛の滝
- 新勝寺額堂
- 新勝寺釈迦堂
- 新勝寺こわれ不動
- 新勝寺清流権現堂
- 新勝寺祇園会
- 新勝寺祈祷殿
- 新勝寺の紅葉
- 新勝寺平和大塔
- 新勝寺光明堂御朱印
- 新勝寺大本堂・光輪閣御朱印
- 新勝寺釋迦堂御朱印
- 新勝寺平和の大塔御朱印
- 新勝寺釈迦堂の御朱印
- 新勝寺出世稲荷の御朱印
※御朱印画像はいけみずさん・ゆうゆさんよりの寄贈
成田山新勝寺の縁起
成田山新勝寺は、平将門の乱に際して、朝廷が寛朝大僧正に調伏を命じたことから、天慶2年(939)寛朝大僧正が、弘法大師作の不動明王像を奉安して開山したといいます。
「稿本千葉県誌」による成田山新勝寺の縁起
成田山明王院神護新勝寺 同郡同上(印旛郡)成田町大字成田町字成田に在り、境内六千八百六十九坪、真言宗京都智積院の客末にして中本寺たり、大正二年四月別格本山となる。寺傳に云ふ、天慶三年大僧正寛朝の開基にして本尊不動明王は洛西高雄山傳来の霊像なり、平将門の反するや寛朝朝命を奉じ朝敵降伏のため像を此の地に遷す、逆徒誅に伏せし後遂に伽藍を建て此の像を安置し以て鎮護の道場と為す、新に敵に勝ちし義により新勝寺と名けたりと。寛永二年佐倉城主稲葉正通寺領五十石を寄す、延享三年堀田氏猶舊に仍る。殿堂宏荘美麗にして賽客年々数十萬人に及ぶと云ふ、末寺に延命院等あり。(「稿本千葉県誌」より)
成田山新勝寺所蔵の文化財
- 仁王門(国指定重要文化財)
- 三重塔(国指定重要文化財)
- 釈迦堂(国指定重要文化財)
- 額堂(国指定重要文化財)
- 光明堂(国指定重要文化財)
- 本尊木造不動明王及二童子像(国指定重要文化財)
- 半円方格帯変形神獣鏡(千葉県指定文化財)
- 新勝寺板石塔婆(千葉県指定文化財)
- 新勝寺絵馬類22面(千葉県指定文化財)
- 新勝寺薬師堂(成田市指定文化財)
- 新勝寺鐘楼(成田市指定文化財)
- 新勝寺一切経堂(成田市指定文化財)
- 新勝寺清滝権現堂(成田市指定文化財)
- 新勝寺輪転経蔵(成田市指定文化財)
- 新勝寺の大ケヤキ(成田市指定文化財)
大本堂
昭和43年(1968)建立。成田山境内には、江戸時代に建立された国指定の重要文化財5棟をはじめ現代建築の粋をこらした堂塔伽藍がありますが、大本堂は当山で最も重要な御護摩祈祷を行なう中心道場で、堂内には四大明王や平成大曼陀羅などが奉安されています。東西の翼殿1階は、御護摩祈祷札お渡し所。大本堂外陣には身代り守りなどのお守り受場となっています。(成田山新勝寺参詣案内より)
総門
平成20年(2008)建立。全山の浄城を結界しています。十六面体の獅子頭により荘厳され、楼上に生まれ歳守り本尊八体仏が奉安されています。総高15m。(成田山新勝寺参詣案内より)
仁王門【国指定重要文化財】
文政13年(1830)建立。左右には密迹金剛、那羅延金剛、裏仏には広目天、多聞天が奉安され、境内入口にあって伽藍守護の役目をしております。門に隣接して仁王池(放生池)があり、生きものの生命をいとおしむ「不殺生」を教えています。(成田山新勝寺参詣案内より)
三重塔
正徳2年(1712)建立。塔内には五智如来を奉安し、周囲には「十六羅漢」の彫刻がめぐらされた塔です。又、雲水紋の彫刻をほどこした各層の垂木は1枚板でつくられた珍しいものです。総高25m。(成田山新勝寺参詣案内より)
釈迦堂【国指定重要文化財】
安政5年(1858)建立。前本堂。釈迦如来、普賢、文殊、弥勤、千手観音の四菩薩を奉安。堂の周囲には五百羅漢や二十四孝の彫刻がはめこまれ、江戸時代後期の特色をよく残している総樺作りのお堂です。厄除けお祓い祈祷所。(成田山新勝寺参詣案内より)
額堂【国指定重要文化財】
文久元年(1861)建立。御信徒から奉納された額や絵馬をかける建物で、近世における庶民信仰を表す代表建築の一つです。堂内には、「成田屋・七代目市川団十郎像」や「青銅製大地球儀」(明治40年)等があります。(成田山新勝寺参詣案内より)
光明堂【国指定重要文化財】
元禄14年(1701)建立。旧本堂。大日如来、愛染明王、不動明王が奉安されております。総高約15m。江戸時代中期における貴重な建物です。星まつり御札受所。後方には奥之院の洞窟があり、毎年祇園会に開扉されます。又、前庭にて毎年5月成田山薪能が演能されます。(成田山新勝寺参詣案内より)
平和の大塔
昭和59年(1984)建立。真言密教の教えを象徴する塔で、総高58m。1F大塔参詣入口、成田山の歴史展、写経道場各種受付、2階の明王殿には、大塔の御本尊不動明王、四大明王、昭和大曼陀羅、真言祖師行状図が、3・4階の経・法蔵殿には、御信徒による掛仏が奉安され、5階の金剛殿には五智如来が奉安されています。(成田山新勝寺参詣案内より)
成田山新勝寺の別院・末寺
成田山新勝寺の別院
- 成田山深川不動堂(東京別院)
- 成田山本行院(川越別院)
- 成田山延命院(横浜別院)
- 成田山新栄寺(札幌別院)
- 成田山函館寺(函館別院)
- 成田山明王院(大阪別院)
- 成田山大聖寺(名古屋別院)
- 成田山九頭龍寺(福井別院)
成田山新勝寺の末寺
成田山新勝寺の末寺は39ヶ寺あります。
- 成田山円応寺(成田市)
- 成田山教会(木更津市)
- 成田山木更津教会(木更津市)
- 成田山歓喜院(鋸南町)
- 成田山長栄寺(足立区)
- 成田山真福寺(常陸太田市)
- 成田山天真寺(増毛町)
- 成田山真福寺(銚子市)
- 成田山文教寺(当別町)
- 成田山宝寿院(君津市)
- 成田山新護寺(藤枝市)
- 成田山天祐寺(留萌市)
- 成田山明観寺(相模原市)
- 成田山龍福寺(荒川区)
- 成田山遍照寺(板橋区)
- 成田山弘前寺(弘前市)
- 成田山瀧泉寺(登別市)
- 成田山円能寺(大田区)
- 成田山真福寺(芝山町)
- 成田山宝蔵院
- 成田山恩徳寺(上伊那郡)
- 成田山豊栄寺(北区)
- 成田山新興寺(小樽市)
- 成田山不動院(川口市)
- 成田山明真教会(川口市)
- 成田山神護寺(和光市)
- 成田山不動院(福島市)
- 成田山恵勝寺(我孫子市)
- 成田山泰真院(船橋市)
- 成田山松光寺(釧路市)
- 成田山大勝寺(荒尾市)
- 成田山福泉寺(中頭郡)
- 成田山水上寺(みなかみ町)
- 成田山不動院(八街市)
- 成田山明慧寺(岩槻区)
- 成田山貞照寺(各務原市)
- 成田山大照寺(厚別区)
- 成田山龍王院(上峰町)
- 成田山法輪寺(西脇市)
- 成田山蓮華不動院(岡谷市)
- 成田山明王寺(彦根市)
- 成田山長栄寺(石巻市)
成田山新勝寺の周辺図