窪口の庚申塔|徳丸小字窪に建立された庚申塔
窪口の庚申塔の概要
窪口の庚申塔は、板橋区徳丸にある名所旧跡です。窪口の庚申塔は、徳丸講講中12人により寛延3年(1750)徳丸小字窪に建立、庚申講の中心として利用されてきたといいます。いつしか安楽寺参道に移されていたものを、平成17年当地に安置したといいます。
名称 | 窪口の庚申塔 |
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みどころ | 史跡 |
区分 | 民間信仰 |
住所 | 板橋区徳丸5-32-9徳丸三ツ和公園 |
備考 | - |
窪口の庚申塔
窪口の庚申塔は、徳丸講講中12人により寛延3年(1750)徳丸小字窪に建立、庚申講の中心として利用されてきたといいます。いつしか安楽寺参道に移されていたものを、平成17年当地に安置したといいます。
近隣掲示による窪口の庚申塔について
窪口の庚申塔
人の胎内には三尸という三匹の虫がいて人の罪や過ちを観察しており、庚申の日(六十日に一回まわってきます)に人が寝ると三尸が体内から抜け出して天帝に罪過を報告し、それによって寿命が削られると信じられていました。そこで、庚申日の夜に人々が集まり、三尸が抜け出さないように祈祷や飲食をともにして徹夜をするという風習がありました。この集まりが庚申待・庚申講で、その集団によって建てられたのが庚申塔です。
この庚申塔は、寛延三年(一七五〇)に徳丸講講中十二人により、この周辺の小字「窪」に建立されたもので、窪口の庚申塔と呼ばれています。最初に建てられた場所ははっきりしませんが、長い間安楽寺参道入口脇に立っており、平成十七年九月二この場所に移動しました。なお、この塔を造立した講は現在も「窪口庚申講」として存続し、活動しています。
このように、この庚申塔は当初の位置からは動いていますが、今なお窪地区に立ち、この地域の民間信仰及び歴史を伝える貴重な資料です。(板橋区教育委員会掲示より)
窪口の庚申塔の周辺図
参考資料
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