雙林山延命寺|豊島八十八ヶ所霊場
中台延命寺の概要
真言宗豊山派寺院の中台延命寺は、雙林山月輪院と号します。中台延命寺は、永正年間(1504-1520)頃にこの地に創建された観音堂を、江戸時代初期に一寺としたといいます。豊島八十八ヶ所霊場64番です。
山号 | 雙林山 |
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院号 | 月輪院 |
寺号 | 延命寺 |
住所 | 板橋区中台3-22-18 |
本尊 | 如意輪観世音菩薩 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 豊島八十八ヶ所霊場64番 |
中台延命寺の縁起
中台延命寺は、永正年間(1504-1520)頃にこの地に創建された観音堂を、江戸時代初期に一寺としたといいます。
板橋区教育委員会掲示による延命寺の縁起
真言宗双林山月輪院と号する。志村にも同名の寺(註:志村延命寺)があるため、一般に中台の延命寺と称する。
本尊に鎌倉時代の代表的名仏師である運慶の作と伝えられる如意輪観音坐像を安置する。この本尊は、永正年間(一五〇四〜一五二〇)の頃にこの地に創建された観音堂に安置されていた尊像であり、江戸時代の初めにその観音堂を修復し、雙林山日月院(今の月輪院)延命寺と称する寺院にした際に、本尊にしたといわれている。
寺の創建年次・来歴等については、それに関する寺の諸記録が享保三(一七一八)年、及び文化二(一八〇五)年の二度にわたる火災により、全て焼失してしまったため明らかではない。(板橋区教育委員会掲示より)
いたばしの寺院による延命寺の縁起
寛永年間に村にあった観音堂が延命寺として草創されたと伝えられるが、享保三年及び文化二年の火災により、堂宇をはじめ古文書類一切を焼失してしまって、その由緒沿革を明らかにしない。(いたばしの寺院より)
新編武蔵風土記稿による延命寺の縁起
(中台村)延命寺
新義真言宗、上練馬村愛染院末、雙林山日月院と号す、本尊如意輪観音立像長二尺五寸許、運慶の作。
鐘楼。元禄十年鋳造の鐘をかく。
阿弥陀堂。(新編武蔵風土記稿より)
中台延命寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「いたばしの寺院」