小松原阿弥陀堂|地福寺の境外仏堂
小松原阿弥陀堂の概要
天台宗寺院の小松原阿弥陀堂は、板橋区成増にある阿弥陀堂、地福寺の境外仏堂です。小松原阿弥陀堂の創建年代等は不詳ながら、正和4年(1315)銘や建武2年(1335)銘の板碑など古板碑が多数残されていることから古くより信仰されてきたのではないかといい、永延年間(987-988)に開基したと伝えられる地福寺の境外仏堂として管理されています。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 阿弥陀堂 |
住所 | 板橋区成増4-7-20 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
小松原阿弥陀堂の縁起
小松原阿弥陀堂の創建年代等は不詳ながら、正和4年(1315)銘や建武2年(1335)銘の板碑など古板碑が多数残されていることから古くより信仰されてきたのではないかといい、永延年間(987-988)に開基したと伝えられる地福寺の境外仏堂として管理されています。
新編武蔵風土記稿による小松原阿弥陀堂の縁起
(成増村)
阿弥陀堂
新座郡下白子村地福寺持(新編武蔵風土記稿より)
「いたばし郷土史事典」による小松原阿弥陀堂の縁起
小松原阿弥陀堂(成増四丁目七番二十号)
成増と隣り合う和光市白子に天台宗の地福寺があり、その境外堂が小松原阿弥陀堂である。江戸時代には新座郡下白子村地福寺持と記されている『新編武蔵』。地福寺とは白子川を挟んで対岸の位置にあり、堂の南側近く鎌倉道が通る。創建年代など不詳であるが、所有する多くの板碑から、かなり古い時代に開かれたものと思われる。現在正和四年(一三一五)の板碑をはじめ十八枚が保存されている。特に建武二年(一三三五)の板碑には荘厳性を示すために天蓋が彫刻されている。この天蓋は種子の上部に懸垂され、傘状に線刻されたもので、彫刻様式からも明らかに南北朝時代のものと判定できる『板碑』。乙の他延享四年(一七四七)の半鐘がある。(「いたばし郷土史事典」より)
小松原阿弥陀堂の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「いたばし郷土史事典」