森市地蔵|南葛八十八ヶ所霊場
森市地蔵の概要
森市地蔵は、森市という行者が入定した塚で森市を哀れみ地蔵尊が祀られています。また横には、南葛八十八ヶ所霊場12番の弘法大師像が安置されています。
名所旧跡名 | 森市地蔵 |
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住所 | 葛飾区奥戸2-1 |
みどころ | 森市地蔵、南葛八十八ヶ所12番札所 |
備考 | - |
森市地蔵の由来
此の入定塚は、森市という六部(行者)の終焉の地です。 以後この場所を森市地蔵・または圦の河岸と呼んでいます。 森市は、江戸時代他国より廻国してきた「六部」で、此の村で何年か過ごしましたが村人にも大変尊敬された行者でしたが「自己の天寿を悟り」今迄大変お世話になって村の人等の繁栄を祈願し「入定」しました(入定とは生きながら墓穴に入り、即身仏となって命を断つ意)。 経文を唱え、鉦を打ち、其の音が「三日・三晩」続いた…と伝えられています。村人は森市の死を哀れみ、お地蔵様を祀り供養しました。 現在のお地蔵様は、お堂に祀られている聖徳太子像の、背面に安置されています。(境内掲示より)
南葛八十八ヶ所霊場12番の由来
南葛八十八ヶ所霊場の一霊場として、お大師様のご遺徳と村の繁栄を願い、大正12年奥戸6丁目真言宗善紹寺住職宇田川恵心師、竝に地元有志の発願により小堂を建て、弘法大師の石像を安置したもので「南葛大師」と呼び称されています。以来、旧南葛飾郡一円の善男善女の信仰を集め、現在に至っています。(境内掲示より)
森市地蔵の周辺図