光明山照明寺|もと本寺正福寺のあった地
照明寺の概要
真言宗豊山派の照明寺は、光明山真光院と号します。当地は、もともと正福寺があったところで、正福寺が上小松村(東新小岩)へ移転した正安3年(1301)に改めて当寺が創建されたと伝えられます。
山号 | 光明山 |
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院号 | 真光院 |
寺号 | 照明寺 |
住所 | 葛飾区新小岩3-19-6 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
照明寺の縁起
当地は、もともと正福寺があったところで、正福寺が上小松村(東新小岩)へ移転した正安3年(1301)に改めて当寺が創建されたと伝えられます。
新編武蔵風土記稿による照明寺の縁起
照明寺
新義真言宗、上小松村正福寺末、光明山真光院と号す。本尊阿弥陀を安す。正安3年建立と傳ふれど、開山開基等詳ならず。
寺寶
弘法大師自画像一幅。
阿弥陀像一幅、親鸞上人の筆なり。
地蔵堂。(新編武蔵風土記稿より)
葛飾区寺院調査報告による照明寺の縁起
寺伝によると、当寺の場所はもと本寺正福寺のあったところで、同寺移転後の正安3年(1301)あらためて一寺を創立、照明寺と名づけたという。以来670余年の法灯をつづける古刹だが、うくたびかの水火災により記録を失い由緒は不明である。元文4年(1739)の「正福寺惣門末起立録」には、次のように記されている。
下小松村 光明山 真光院 照明寺
1 本尊 阿弥陀如来
1 開基 正安3年 開僧不分明 元文4年迄 凡431年
1 五社大明神社地 5畝歩 御見捨
1 境内 1反3畝歩 御見捨
1 寺附 1町4反4畝歩 御年貢地
1 御代官所 伊那半左衛門殿
現在の本堂は、安政2年(1855)の地震の後、間もなく再建されたもので、明治11年と大正15年に再度修復された。(葛飾区教育委員会 葛飾区寺院調査報告より)
照明寺の周辺図